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中古農機具買取コラム

【農機具シェアリング、レンタル、リースの違い】農機具の新しい活用方法

公開日
更新日

【農機具シェアリング、レンタル、リースの違い】農機具の新しい活用方法

目次
  1. はじめに
  2. 農機具シェアリングとレンタル・リースとの基本的な定義と違い
  3. 農機具シェアリングのメリット
  4. 課題と解決策
  5. 将来展望
  6. まとめ

1. はじめに:

近年、持続可能性と効率性が求められる農業の現場では、農機具の取得方法として従来の購入だけでなく、シェアリング、レンタル、リースといった新しいアプローチが注目を集めています。特に、高額な農機具を必要とする小規模な農家や、短期間の使用が求められる場合、これらの新しい方法は経済的にも有効であり、必要な時に適切な農機具を利用できる利点があります。また、借り手だけでなく貸し手にもメリットが生じる。農機具は眠っている期間の方が長くなっている。また、使わなくなったトラクターやコンバイン等の農機具を、買取りではなく、持ち主が貸し手となり、農機具買取りより効果的に農機具を活用できる。

一方、シェアリングは都市部を中心にさまざまな産業で普及してきましたが、その概念は農業においても多大なる可能性を秘めています。特に、農業における資源の有効活用、地域間の連携強化、そして環境への負荷軽減といった側面でのメリットが期待されています。農機具のシェアリング、レンタル、リースのそれぞれの特性と、それらが農業の持続可能性と効率化にどのように寄与しているかに焦点を当てて解説します。

2. 農機具シェアリングとレンタル・リースとの基本的な定義と違い

シェアリング レンタル リース
定義 複数の農家がトラクターやコンバイン等のサービスを共有し、使用すること。 農機具レンタルをおこなっている、JA(農協)や農機具店からレンタルをおこなうこと。 三井リースやJA(農協)、販売店等から長期間にわたり農機具の借入れをおこなう。期間終了後、買取り継続等の選択が可能な場合も。
特徴 利用者同士のコミュニティ形成
レンタルやリースより安く利用できる。
短期間や不定期の利用が可能
一定期間の使用後は返却が原則。
短期の利用やメンテナンス不要な場合に適している。
長期間の安定した利用が可能
初期コストを低く抑えられる。
終了時の選択が可能
メリット 高価な農機具を低コストで利用できる。
共同購入し仲間でシェアすることできる。
コンバインや田植え機は年に数回しか使用しないので眠らせるているだけでなく貸し手にメリットがある。
必要な期間だけの利用で無駄が少ない
短期間での特定のニーズに対応可能。
JA(農協)や農機具店がおこなっているので、安心かつスムーズである。
農繁期に返却する必要がないので、安心して長期的に使用できる
必要に応じて買取りもでき、経済的に安定感がある
メンテナンスやサポートが含まれる場合がある
デメリット 個人からシェアリングすることが多くなるので、品質が一定でない場合がある。
利用の際、時期が集中して、希望の日に借りれない場合がある。
共同購入や個人間シェアリングではトラブルが想定される。
長期利用の場合、比較的料金が高めなので経済的に非効率な場合がある
予約が集中して借りれない場合がある
契約期間中は変更や終了が難しい
長期的なコストがかかる場合がある

農機具レンタルについての参考記事

のうき屋コラム:トラクターやコンバイン、草刈り機など、農機具レンタルを開始!特徴や料金

3. 農機具シェアリングのメリット:

農機具シェアリングは、農家が初期投資やメンテナンスコストを削減しつつ、トラクターやコンバイン、田植え機等の主要農機具だけでなく、地域や特定の果樹や野菜等の専門的な農機具を必要な期間だけ柔軟に利用することを可能にします。例えば、ニンニクやネギの栽培であれば、専用の機械が必要となります。専用的な機械は比較的高額になることが多いので、個人で購入すると負担が大きくなりますが、同じ農家同士で貸し借りや共同購入ができれば、経済的負担はかなり軽くなります。また、個人が購入した農機具を自ら貸し出すことによって、普段は眠らせている農機具を貸しに手回ることにより。有効活用が可能です。さらに最近では離農も増えてきています。本来であれば、JAや農機具買取り業者へ農機具の買取りをするところを、自らが貸手となりレンタルやリースをおこなうことにより、農機具買取りより効率的に収益となります。

メンテナンスや修理等の維持費や手間を省けますし、年間を通して使用しない農機具を保管する倉庫や農舎のスペースを確保する必要がないなど、様々なメリットがあります。

4. 課題と解決策:

信頼と安全性の確保:

農機具シェアリングのプラットフォーム上で取引の安全性や、提供されるトラクターやコンバインの信頼性に関する懸念が存在する。

規制と法的問題:

従来のビジネスモデルや規制に合わせていない新しいシェアリングサービスが増えることで、法的な対立や問題が発生する可能性がある。

品質の均一性:

異なる農家からの農機具の品質が一定でない場合、利用者の満足度が低下する恐れがある。特にトラクターやコンバインのシェアリングにおいては、中古農機具を購入している場合や、買取りできなかったような粗悪な農機具が出てく場合もある。

農機具のメンテナンスと管理:

農機具は他の機械に比べてメンテナンスが重要視される。使用した後には丁寧な清掃などが必要である。これには、手間と時間と費用が必要となってくる。

解決策:

信頼の構築:

実際に農機具レンタルではなくシェアリング利用者のレビューや評価システムを導入し、農機具を購入した場合やレンタルとの比較を明示する。

提供者の背景確認や農機具の安全性と動産等を相互チェックを実施する。

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5. 将来展望

農機具シェアリングの将来において、技術の進化が大きな役割を果たすことが予測されます。特に、IoTやAIの発展により、より効率的で高度な農業実践が可能になるでしょう。持続可能性や環境への配慮が強く求められる現代において、シェアリングはリソースの有効活用という点で環境への取り組みとしての側面を強めていくことが期待されます。また、地域の特色やニーズに応じたシェアリングプラットフォームが現れることで、地域経済やコミュニティの活性化が進む可能性もあります。今までは農業をやめた場合、使用していた農機具が不要になると、そのトラクターやコンバインはJAや農機具買取り業者へ買取り依頼しるケースが多かったが、シェアリングに展開することで、農機具を売却するより経済的となる。国際的な視野で見ると、シェアリングのネットワークやプラットフォームが国を超えて拡大することで、農家間の知識交流や技術移転が促進されることも考えられる。

6. まとめ

農機具シェアリングは、現代の技術革命と持続可能性への取り組みを背景に、農業の新しい風景を形成している。国際的な協力や地域経済の活性化、そして新しいビジネスモデルの創出といった多岐にわたる可能性を秘めているこの動きは、今後も農業界の発展と革新に大きく貢献していくでしょう。シェアリングエコノミーの一環として、農機具シェアリングは私たちの持つリソースを最大限に活用し、より持続可能で共有される未来への道を切り開いているのです。

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この記事を書いた人
田中 和男
田中 和男

卒業後、地元のJAに就職し30年以上農機センターで勤務。 定年退職後、自ら中古農機事業を立ち上げて地元を中心に販売・買取やレンタルを行う。 農業機械1級整備士の資格あり。 自らも兼業農家として実家の農業を50年近くやっています。

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