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中古農機具買取コラム

業者とJAの農機具買取りサービスの違い、古い農機具の処分方法を徹底解説

公開日
更新日

農機具は、農業の効率化と生産性の向上に欠かせない重要なツールです。しかし、農業の高齢化に伴う離農、技術の進歩や新しい機種の登場に伴い、使わなくなった農機具をどのように廃棄、処分、買取りするかは、多くの農家にとっての課題となっています。

こうした背景から、農機具の買取りサービスが注目されるようになりました。特に、専門業者による買取りサービスと、日本の農業を支えるJA(農業協同組合)によるサービスとでは、そのアプローチや特色が大きく異なります。本コラムでは、これら二つのサービスの違いを徹底解説し、農家や関連業者が最適な選択をするための参考となる情報を提供いたします。

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JAの農機具買取りサービスの特徴

JA、農業協同組合は、長い歴史を持ちながらも日本の農業を支える主要な組織としてその役割を果たしてきました。このJAが提供する農機具の買取りサービスは、以下の特徴を有しています。

地域との密接な関係性

JAはその性質上、地域の農家と深い絆を持つ組織です。そのため、地域ごとの特色やニーズを熟知しており、それに応じた買取りサービスを提供することが可能です。これにより、地域特有の農機具の需要やトラクターやコンバインの買取り価値を的確に判断できるのがJAの強みといえるでしょう。

継続的なサポート体制

JAは単なる買取りサービスを提供するだけでなく、それを利用する農家に対して継続的なサポートも行っています。たとえば、買取後の機械のメンテナンスや新しい機械の導入のアドバイス、中古農機具中古トラクターなど農機具に関するトータルなサポートを提供することで、農家の持続的な発展をサポートしています。

具体的な買取りプロセス

JAの農機具買取りプロセスは、その信頼性と透明性が特徴です。担当者が農機具の状態を直接確認し、適正な価格を提示します。そして、両者の合意のもとで買取が成立すると、迅速かつ安全に手続きが進められます。農家の信頼を基盤にしているため、安心して利用することができます。また、JAは農機センターを保有し、そこには農機具整備士等の専門スタッフがいますので、トラクターやコンバインの買取り査定は正確で安心して取引ができます。

専門業者の農機具買取りサービスの特徴

古い農機具を積載車に積む風景

農機具の買取りに関する専門業者も、近年その数を増やしており、多くの農家がこうしたサービスを利用しています。専門業者が提供する買取りサービスには、以下のような独特の特徴があります。

スピーディーな取引の実現

専門業者は、独自のネットワークやシステムを持つことから、農機具の査定から買取りまでのプロセスを迅速に進めることができます。特に急ぎで資金を調達したい場合や、すぐに機械を手放したい際には、このスピード感は非常に魅力的です。

広範囲な機種やブランドの対応

専門業者は、クボタやヤンマーの代表的なメーカーだけでなく、国内外のさまざまなブランドや機種に対応している場合が多いです。そのため、ジョンディア、ニューホランドなどの少しマイナーなブランドや、古い動かない、壊れている農機具でも、適切な価格での買取りが期待できます。

柔軟な価格交渉

専門業者は競争が激しい市場で活動しているため、価格に関する柔軟な対応が可能です。農家との直接のコミュニケーションを重視し、状態や市場価値を基にした上で、最適な価格を提案してくれます。また、独自の販売ルートや顧客ネットワークを持つ業者の場合、農機具では高価買取が期待できることもあります。

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双方のサービスのメリット・デメリット

農機具を操作する風景

農機具の買取りを検討する際、JAと専門業者のどちらを利用すべきかは、農家それぞれの状況やニーズに応じて変わるでしょう。以下で、双方のサービスの主なメリットとデメリットを整理しましょう。

JAの農機具買取サービスの強み

  • 地域性
    地域の農家との強固な絆を元に、その特色やニーズに合わせたサービスを提供できる。
  • 安定性
    信頼性や透明性が高く、安心して取引が行える。
  • 継続的なサポート
    買取りだけでなく、その後のサポートや相談体制が整っている。必要な農機具の買取りだけでなく、乾燥機の解体や不要な農機具の処分など利益の追求だけでなく地域の農家・組合員にたいして必要なサービスを提供している。

JAのサービスの課題

  • 取引のスピード
    組織が大きいため決済など承認が多く必要な場合があり、査定や買取りまでの期間が、専門業者と比較すると長引く場合がある。
  • 対応機種の限定
    主要なブランドや機種を中心にサービスが提供されるため、一部の機種には対応しづらい。再販する場合は、そのJAのエリアに限定されるので、機種やメーカーはそのJAの範囲内になることが多い。

専門業者のサービスの強み

  • 迅速な取引
    短期間での査定や買取りが可能。査定から決済・引取りまで即日完了することも珍しくない。
  • 幅広い機種・ブランドの対応
    マイナーな機種や古い型の機械も買取りの対象となりやすい。
  • 価格交渉の柔軟性
    競争力のある市場価格を元に、柔軟な価格交渉が期待できる。

専門業者のサービスの課題

  • 地域性の欠如
    全国規模での活動が主であるため、特定の地域性を持ったサービス提供は難しい場合がある。
  • 継続的なサポートの不足
    買取り後の長期的なサポートや相談体制がJAに比べて不足していることがある。

買取業者を選択する際のポイント

倉庫の中の古い農機具

農機具の買取りを行う際には、どのサービスを選ぶかが大きな鍵となります。JAと専門業者、双方にはそれぞれの特徴があり、農家のニーズや状況によって最適な選択が異なります。以下に、サービス選択の際に考慮すべきポイントを挙げます。

売りたい農機具の種類や状態

買取りを希望する農機具の種類(トラクターやコンバイン)やブランド(クボタ、ヤンマー等)、そしてその状態は大きな判断基準となります。例えば、一般的でない種類やマイナーなブランドの機械の場合、専門業者が有利であることが多いです。一方、主流の機械であればJAでも十分な対応が期待できるでしょう。

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取引のスピードやサポートの要望

取引の迅速性や、買取り後のサポートの有無も重要な選択ポイントです。短期間での取引を希望する場合や、特定のサポートが不要な場合は、専門業者が適しているかもしれません。一方、継続的な関係や長期のサポートを重視する場合、JAのサービスが望ましいでしょう。

地域性や信頼性の考慮

地域性を重視する場合、地域のニーズや特色に合わせたサービスを提供するJAが有利です。また、長い歴史を持つJAは、その信頼性や安定性が強みとなっています。対照的に、専門業者は全国規模での活動が主であるため、地域性の強いサービスは提供しにくい一方、多様なニーズに対応する柔軟性を持っています。

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JAや買取り業者の古い、壊れた農機具の処分について

農機具の処分は、その耐用年数を超えると性能が低下したり、トラブルや故障のリスクが高まるために不可欠となります。また、不要となった農機具が場所を取ってしまうことで、新しい機械の導入の妨げや作業効率の低下が生じる場合も考えられます。

処分の方法としては、地域に密着したサービスを提供するJAや地域団体を利用する方法や、多様な処分方法を提案してくれる専門業者を利用する方法が考えられます。特に、農機具は金属やプラスチックなど、環境に影響を及ぼす可能性のある材料で作られていることが多いため、環境に配慮した処分が必要となります。

また、処分に際してはコストがかかることが多いのですが、それぞれのサービスや業者によって料金体系は異なります。手続きの迅速さや簡易さも、サービスを選択する際の重要なポイントとなります。適切な処分方法を選ぶことで、環境の保護や農業の効率化にも寄与することができるでしょう。

倉庫の中の古いトラクター

まとめ

農機具を売却する際には、その目的や状況、さらには農機具自体の特性に応じて、最適なサービスを選択することが求められます。JAと専門業者は、それぞれ異なる特長や強みを持っており、どちらが優れているとは一概に言えません。むしろ、双方のサービスが相補的な役割を果たしており、農家のさまざまなニーズに応えることができるのです。

農家は、自身の要望や農機具の状態、取引の速度やサポートのニーズなどを考慮しながら、JAと専門業者のどちらのサービスを利用するかを慎重に検討することが大切です。最終的には、農家の満足度や利益を最大化するための最適な選択を目指して、買取りサービスを活用していくべきでしょう。

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【専門家が解説】農機具買取のよくあるトラブルと失敗しない売り方

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この記事を書いた人
田中 和男
田中 和男

卒業後、地元のJAに就職し30年以上農機センターで勤務。 定年退職後、自ら中古農機事業を立ち上げて地元を中心に販売・買取やレンタルを行う。 農業機械1級整備士の資格あり。 自らも兼業農家として実家の農業を50年近くやっています。

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