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中古農機具買取コラム

【年表付き完全ガイド】ヤンマーコンバインの年式・型式・価格一覧

公開日
更新日

ヤンマーコンバインは、その高品質な製品と革新的な技術で知られる世界的な農機具メーカーであり、特にそのコンバインは、生産効率と利便性を追求した結果として高い評価を得ています。農機具の買取でも人気が高く、比較的高値で取引されています。

本記事では、ヤンマーコンバインに焦点を当て、その様々な型式、特徴、価格、買取り価格相場そして選び方について詳しく解説していきます。また、クボタコンバインとの比較や、中古のヤンマーコンバインの購入ガイドについても触れていきます。

コンバインの役割と機能

コンバインは、一言で言えば、農作物を収穫するための大型の農機具です。その名前「コンバイン」は、「組み合わせる」を意味する英語の「combine」から来ています。

コンバインが果たす主な役割は、主に穀物の刈り取り、脱穀、分別といった一連の作業です。まず、機械の前部にある刈取部が作物を刈り取ります。次に、収穫された作物は内部に送られ、脱穀部で穀物と藁(わら)に分けられます。最後に、分別部で穀物とその他の不要な物質が分けられ、清潔な穀物だけが集められます。

コンバインは現代の農業において非常に重要な役割を果たしています。

ヤンマーコンバインの型式一覧と価格(買取価格)および年表

GCシリーズ

ヤンマーコンバイン・GC322

1番最初に販売されたGC218、GC221は日本で初めて丸ハンドルを導入しました。今では丸ハンドルも一般的になりましたが、当時、農機具店で働いていた私は、その斬新的な発想に衝撃を受けたのを今でも鮮明に覚えています。GCシリーズのコンバインは、それ以降も人気が博しています。

型式 ⾺⼒ 製造開始年 製造終了年
GC322 21 2002年 2003年
GC325 25 2002年 2005年
GC329 29 2002年 2005年
GC222 22 2003年 2005年
GC322 22 2003年 2005年
GC322H 22 2003年 2005年
GC336 36 2003年 2005年
GC441 40.5 2003年 2005年

Eeシリーズ

ヤンマーコンバイン・Ee211

Eeシリーズは、ヤンマーを代表する小型コンバインです。Ee211GやEe214、Ee214Wは、低燃費ながらも十分なパワーを提供し、小さな田んぼや山間地で活躍しています。小型で小回りが利きとても使いやすいです。新車価格も200万前後と小規模農家でも手に入りやすい値段設定となっています。小型コンバインは中古市場でも人気があり買取価格も高く設定されているようです。

型式 ⾺⼒ 製造開始年 製造終了年
Ee211G 10.5 2005年 2010年
Ee213 12.5 2005年 2010年
Ee214G 14 2005年 2010年
Ee214 14 2006年 2010年
Ee211W 10.6 2011年 2016年

GC(V)シリーズ

ヤンマーコンバイン・GC328V

GC(V)シリーズは、初代のGCシリーズからの流れを汲んでいて、丸ハンドルを踏襲した多機能性とバランスの良さが特徴です。代表的なモデル(GC338V、GC441V、GC447V)は、38馬力や47馬力で3条・4条刈りの高速仕様となっていて個人農家からプロ農家まで幅広く支持されています。新車価格は500万前後となっています。中古コンバインの相場は120万程度、買取価格は80万前後で取引されています。

型式 ⾺⼒ 製造開始年 製造終了年
GC223V 23 2005年 2009年
GC323V 23 2005年 2009年
GC328V 28 2005年 2008年
GC335V 35 2005年 2008年

AJシリーズ

ヤンマーコンバイン・AJ323

AJシリーズは、AJ223、AJ319、AJ323、JA433などがあり、刈り取りから脱穀、まで効率的に行います。2条刈り、3条刈り。4条刈りが主な型式となっております。新車価格も300万前後とお求めやすい価格設定になっています。

型式 ⾺⼒ 製造開始年 製造終了年
AJ433 33 2006年 2010年
AJ216 16.5 2007年 2009年
AJ216H 16.5 2007年 2009年
AJ218 18.5 2007年 2009年
AJ218H 18.5 2007年 2009年
AJ318 18.5 2007年 2009年
AJ330 30.3 2008年 2010年

AGシリーズ

ヤンマーコンバイン・AG467

AGシリーズ(AG6100R、AG460、AG572)は、大規模な農家や担い手を想定して設計されており、大量の収穫物を迅速に処理できます。4条刈り、5条刈りがメインのシリーズとなります。60馬力前後の大型クラスで、大規模農家や営農組合などのプロ向けの仕様となっています。リースとしても多く利用されています。新車価格は800万前後となっています。中古コンバインの相場はキャビン付きで350万、キャビン無しで280万程度。買取り相場は150万前後となっております。

型式 ⾺⼒ 製造開始年 製造終了年
AG467 67 2007年 2009年
AG570 69 2008年 2009年
AG460 60 2009年 2014年
AG470 70 2009年 2014年
AG572 72.5 2009年 2014年
AG1100 110 2010年 2013年

YHシリーズ

ヤンマーコンバイン・YH333

YHシリーズは現行で販売されており、外観も意識してかなりカッコ良くデザインされていますね。YH333、YH440、YH460などのモデルは、見た目のデザインにもこだわり、様々な機能を搭載した最新のシリーズです。新車価格は500万前後が主流です。まだ、あまり中古市場に出てきていませんが、新車価格の半額程度、買取り価格は4割弱が多いようですね。

型式 ⾺⼒ 製造開始年 製造終了年
YH333 32.5 2015年 2020年
YH433 32.5 2015年 2020年
YH440 39.8 2015年 2020年
YH448 48.4 2015年 2020年
YH460 62.3 2015年 2019年
YH470 70.6 2015年 2019年

AEシリーズ

AEシリーズは、ヤンマー独自の強力なエンジンを搭載しており、幅広い作業環境で安定した収穫作業が可能です。多様な田んぼの状態にも対応し、収穫効率を最大限に引き出します。また、脱穀や選別の処理能力も高く、短時間で大量の作業を完了できるのが特徴です。耐久性が高く、メンテナンスが簡単で、省エネ設計による環境対応も特徴です。多様な収穫条件に対応でき、効率的な作業をサポートします。

新車ヤンマーコンバインの価格

現在販売されている、ヤンマーコンバインを紹介します。主要モデルの価格比較

YHシリーズの価格表
型式 メーカー
希望小売価格
(円・税込)
備考
モデル名 仕様
YH325A J 5,043,500 J:湿田用クローラ
XJ 5,373,500 X:多機能丸ハンドル、
JU 5,593,500 手動中折れオーガ、
XJU 5,923,500 オーガシュータ
YH333A J 5,544,000 U:車体水平制御(UFO)
XJ 5,874,000 XJU仕様のみ
XJU 6,424,000 :刈取クイックペダル
YH433A XJU 6,754,000
YH440A XJU 7,359,000
YH448A XJU 8,019,000
YHシリーズの価格表
型式 メーカー
希望小売価格
(円・税込)
備考
モデル名 仕様
YH6101 JU 13,904,000 J:湿田用クローラ
U:車体水平制御(UFO)
QJU 14,949,000 Q:キャビン
XJPU 15,334,000 P:車体水平制御(前後UFO)
QXJPU 16,544,000 自動刈高さ(上昇のみ)
QXJPU-Y 17,660,500 X:オーガシュータ
QXJPU-YM 17,935,500 無線オーガリモコン
YH6115 XJPUI 16,665,000 電動分草かんオープン
XJPUIM 16,940,000 スイングプレート(グレンタンク内)
QXJPUI 17,875,000 デュアルモニター(*キャビン仕様のみ)
QXJPUIM 18,150,000 I:収穫量センサー
QXJPUIAM 19,690,000 Y:収穫量センサー・水分計
YH7115 QXJPUI 19,173,000 M:収穫量マッピング仕様
QXJPUIM 19,448,000 A:オートコンバイン

機能とオプション:標準的なモデルに追加で機能やオプションを追加すると、価格は上昇します。これには例えば、高度な収穫技術、GPSナビゲーションシステム、カスタマイズされた刈り取りヘッドなどが含まれます。

エンジンのパワーと刈取り条数:エンジンのパワーとコンバインのサイズも価格に大きな影響を与えます。大容量エンジンや大型コンバインは、一般的に小型モデルよりも価格が高くなります。

年式と型式の意味、及び見分け方

年式は製造された年を指します。コンバイン本体を見ても年式は表示されていないので、メーカー等に問い合わせる必要があります。

型式は製品の特定のモデルを指します。機能、サイズ、エンジンのパワー、そして機械の全体的な性能を示しています。たとえば、ヤンマーコンバインの型式は”GC322″や”Ee211G”などと表記されます。

ヤンマーコンバインの型式を見分ける一つの方法は、機械の本体に表示されている識別プレートやラベルを確認することです。これらのプレートは通常、コンバインの主要な部分、たとえばエンジンカバーや運転席周辺に位置しています。また、型式と年式は製品のユーザーマニュアルや製品スペックシートにも記載されています。

それぞれの年式と型式が提供する性能と機能を理解し、それが自分の農業のニーズとどのように合致するかを考えることが、最適なヤンマーコンバインを選ぶ上で重要です。

中古ヤンマーコンバインの購入ガイド

中古コンバインの選び方:中古コンバインは故障が多く、選ぶのは難しいことが多いです。不要なトラブルにならないよう適切な中古コンバインを選ぶ必要があります。見た目や価格だけにとらわれず、消耗品の状態やメンテナンス履歴、販売店の信頼度など総合的に判断しましょう。ご希望があれば、微力ながらアドバイスさせていただきますのでお気軽にお問い合わせください。

激安中古コンバインの注意点:ヤフオク等で販売されている、価格が極端に安い中古コンバインは、メンテナンスが適切に行われていないか、重大な機械的な問題がある可能性があります。しっかり事前調査してください。

人気の中古ヤンマーコンバインと中古価格と買取相場:人気の中古ヤンマーコンバインモデルには、GCシリーズ(GC322、GC441など)は中古価格の相場は100万~200万程度、Eeシリーズ(Ee211G、Ee214など)の中古価格の相場は50万前後、そしてAGシリーズ(AG6100R、AG460など)の中古価格相場は500万前後となっております。

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ヤンマーコンバインと他社の比較

ヤンマーコンバイン

ヤンマー、クボタ、そしてイセキは日本を代表する農業機械の製造メーカーであり、各社はそれぞれ特有の特徴と強みを持っています。

クボタ、イセキとの違い:クボタのコンバインは耐久性と信頼性でよく知られており、長時間の使用にも耐えられるように設計されており、国内NO,1です。一方、イセキのコンバインは独創的な性能がありコアなファンが定着している人気メーカーです。私の個人的な感想としてイセキは部品が高いイメージがあります。

それぞれのメーカーの強みと特性を理解し、それがあなたの農業のニーズとどのように合致するかを考えることが、最適なコンバインを選ぶ上で重要です。

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まとめ

ヤンマーコンバインはその革新的な設計と高い性能で広く認知されています。新車モデルから中古モデルまで、多様なニーズに対応する豊富なラインナップが存在し、それぞれの型式は特定の用途や作業条件に最適化されています。購入時には、年式と型式をしっかりと理解し、クボタやイセキとの比較、中古コンバインの買取相場も参考にしていただけますと幸いです。

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この記事を書いた人
田中 和男
田中 和男

卒業後、地元のJAに就職し30年以上農機センターで勤務。 定年退職後、自ら中古農機事業を立ち上げて地元を中心に販売・買取やレンタルを行う。 農業機械1級整備士の資格あり。 自らも兼業農家として実家の農業を50年近くやっています。

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