中古農機具買取コラム
【年表付き完全ガイド】ヤンマー田植機の年式・型式・価格・買取一覧
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ヤンマーは、農業機械の分野で高い評価を受けているメーカーであり、その中でも田植え機は国内外で多くの農家に支持されています。ヤンマー田植え機は、耐久性や燃費効率、使いやすさなどの面で高いパフォーマンスを発揮し、多様な農業ニーズに応える製品が揃っています。
本記事では、ヤンマー田植え機の主要型式一覧や特徴を年表を交えて解説し、新車・中古車それぞれの価格や選び方、ヤンマー田植え機の買取価格についても触れていきます。また、他社との比較も行い、ヤンマー田植え機の強みを明確にしていきたいと思います。
この記事を通じて、田植え機選びに役立つ情報を提供し、ヤンマー田植え機の魅力や適切な選び方が理解できるようになることを目指します。また、今後のヤンマー田植え機の展望についても考察し、最新の情報をお届けいたします。
目次
ヤンマー田植え機の主要型式一覧と特徴および年表
RRシリーズ:RR400、RR500 (1993年~)
RRシリーズは、ヤンマーが誇る田植え機の基本性能を兼ね備えたシリーズです。コンパクトなボディで機動力に優れ、狭い田んぼや急勾配地でも活躍します。RR400は4列タイプ、RR500は5列タイプで、異なる作業幅に対応しています。新車価格は、RR400が約130万円、RR500が約200万円です。中古田植機の相場は5万程度、買取価格はほとんどつかない状態です。
1992年 | 1995年 | RR650 |
1992年 | 1994年 | RR650D |
1993年 | 1997年 | RR400 |
1993年 | 1997年 | RR500 |
1993年 | 1997年 | RR550 |
1993年 | 1997年 | RR600 |
GPシリーズ:GP5A、GP6 (2000年~)
GPシリーズは、効率的な田植え作業を追求したモデルで、自動調整機能や燃費効率に優れています。GP5Aは5列タイプ、GP6は6列タイプです。新車価格は、GP5Aが約200万円、GP6が約280万円です。中古田植え機、買取りともに評価額はありません。
1995年 | 1997年 | GP5 |
1995年 | 1997年 | GP6 |
1997年 | 2000年 | GP5A |
1997年 | 2000年 | GP6A |
1997年 | 2003年 | GP8 |
1999年 | 2005年 | GP10 |
2000年 | 2002年 | GP5R |
2000年 | 2002年 | GP6R |
Peシリーズ:Pe-1A、Pe-1S、Pe-2X (1996年~)
Peシリーズは環境に配慮したデザインが特徴で、低燃費エンジンを搭載しています。Pe-1Aは4列タイプ、Pe-1Sは5列タイプ、Pe-2Xは6列タイプです。新車価格は、Pe-1Aが約100万円、Pe-1Sが約100万円、Pe-2Xが約120万円です。
1989年 | 1996年 | Pe-4 |
1991年 | 1996年 | Pe-4DX |
1995年 | 2002年 | Pe-5 |
1996年 | 1999年 | Pe-40 |
1996年 | 1999年 | Pe-40DX |
1996年 | 1999年 | Pe-40R |
1997年 | 2003年 | Pe-50R |
1998年 | 2001年 | Pe-1 |
1999年 | 2003年 | Pe-4A |
1999年 | 2003年 | Pe-4AR |
2000年 | 2001年 | Pe-2 |
VPシリーズ:VP40、VP50X、VP60X、VP80D (2012年~)
VPシリーズは、作業効率を向上させる高度な機能を搭載しています。VP40は4列タイプ、VP50Xは5列タイプ、VP60Xは6列タイプ、VP80Dは8列タイプです。このモデルからペダリストが導入されています。新車価格は、VP40が約150万円、VP50Xが約200万円、VP60Xが約250万円、VP80Dが約380万円です。中古相場は50~80万程度、買取相場は30万程度です。
2001年 | 2003年 | VP4 |
2002年 | 2006年 | VP5 |
2002年 | 2006年 | VP5C |
2002年 | 2006年 | VP6C |
2003年 | 2006年 | VP4C |
2003年 | 2006年 | VP6 |
2003年 | 2006年 | VP8 |
2004年 | 2006年 | VP8D |
2005年 | 2009年 | VP50 |
2006年 | 2010年 | VP40 |
2006年 | 2010年 | VP40C |
2006年 | 2009年 | VP50C |
2006年 | 2009年 | VP50X |
RJシリーズ:RJ4、RJ5 (2010年~)
RJシリーズは、シンプルな操作性と低価格が魅力のモデルです。RJ4は4列タイプ、RJ5は5列タイプで、スタンダードな仕様が特徴です。新車価格は、RJ4が約130万円、RJ5が約190万円です。
2010年 | 2015年 | RJ4 |
2010年 | 2015年 | RJ5 |
2010年 | 2015年 | RJ6 |
RGシリーズ:RG5X、RG6X (2015年~)
RGシリーズは、高性能で軽快な操作性が特徴の田植え機です。RG5Xは5列タイプ、RG6Xは6列タイプで、作業効率向上を目指した設計がされています。新車価格は、RG5Xが約250万円、RG6Xが約280万円です。
2011年 | 2013年 | RG6 |
2011年 | 2016年 | RG8 |
2012年 | 2013年 | RG5 |
2013年 | 2016年 | RG5X |
2013年 | 2016年 | RG6X |
YRシリーズ:YR4J、YR5J、YR5D、YR6D (2016年~)
YRシリーズは、大型の田植え機で、高い作業能力が特徴です。YR4Jは4列タイプ、YR5JおよびYR5Dは5列タイプ、YR6Dは6列タイプです。YR5DとYR6Dは、ディーゼルエンジンを搭載しており、より高い燃費効率を実現しています。新車価格は、YR4Jが約150万円、YR5Jが約230万円、YR5Dが約260万円、YR6Dが約280万円です。
2016年 | 2022年 | YR5D |
2016年 | 2021年 | YR6D |
2016年 | 2022年 | YR7D |
2016年 | 2021年 | YR8D |
2017年 | 2022年 | YR4S |
2017年 | 販売中 | YR10 |
2018年 | 販売中 | YR5M |
以上がヤンマー田植え機の主要型式一覧と特徴および年表になります。各シリーズには、それぞれの特徴や価格帯、スペックが異なりますので、農業のニーズに応じて選ぶことが重要です。また、新車価格以外にも、中古市場、買取相場の変動がありますので、購入時には十分な調査と比較検討が必要です。
新車ヤンマー田植え機の価格
ヤンマー田植え機の最新シリーズであるYRシリーズは、YR4(4列タイプ)、YR5(5列タイプ)、YR6(6列タイプ)の3種類がラインアップされており、2021年から発売されています。最新技術を取り入れたエンジンと多機能ディスプレイを搭載しており、高性能で効率的な田植え作業が可能です。新車価格は、YR4Jが約150~180万円、YR5Jが約170~220万円、YR6Jが約200~280万円となっており、作業幅に応じて選ぶことができます。
価格のポイントは、田植え機の機能や性能、作業能力によって変動します。また、燃費効率や操作性、メンテナンス性に優れたモデルも価格が上昇する要因となります。
購入時には、自分の農業ニーズや予算に合わせて適切なモデルを選ぶことが重要です。各モデルの機能や性能を比較検討し、最適な田植え機を選ぶことで、農業効率の向上や作業負担の軽減が期待できます。買替えや売却することも事前に考慮し、買取価格の相場が安定している型式を選ぶのも賢くかうポイントの一つです。
YR4J | Z | 1,220,000 | 1,342,000 |
ZT | 1,270,000 | 1,397,000 | |
ZF | 1,519,000 | 1,670,900 | |
ZFT | 1,569,000 | 1,725,900 | |
U-Z | 1,330,000 | 1,463,000 | |
U-ZT | 1,380,000 | 1,518,000 | |
U-ZF | 1,629,000 | 1,791,900 | |
U-ZFT | 1,679,000 | 1,846,900 | |
YR5J | U-Z | 1,570,000 | 1,727,000 |
U-ZT | 1,620,000 | 1,782,000 | |
U-ZF | 1,962,000 | 2,158,200 | |
U-ZFT | 2,012,000 | 2,213,200 | |
GU-Z | 1,625,000 | 1,787,500 | |
GU-ZF | 2,017,000 | 2,218,700 | |
YR6J | U-Z | 1,830,000 | 2,013,000 |
U-ZF | 2,284,000 | 2,512,400 | |
XGU-Z | 1,900,000 | 2,090,000 | |
XGU-ZF | 2,354,000 | 2,589,400 |
Z:すこやかロータ
T:密苗
F:粒状施肥機
U:水平制御(ナイスティUFO)
X:前輪幅広タイヤ
G:後輪太リムゴムラグタイヤ
中古ヤンマー田植え機の購入ガイド
機械の状態を確認する際には、外観だけでなく、エンジンや駆動系、機能部品などの動作状態もチェックしましょう。可能であれば、実際に機械を動かして確認してください。
メンテナンス履歴は、オイル交換やフィルター交換などの定期的なメンテナンスが適切に行われているか確認することで、機械の信頼性を判断することができます。農機具の買取に出す場合もメンテナンス状態は必須です。
価格については、予算に応じて適切な価格帯の機械を選び、価格交渉も行いましょう。また、信頼性のある販売店から購入することで、アフターサービスや保証を受けられる場合があります。
激安中古田植え機には、故障のリスクが高いことがあります。修理や部品交換が必要になった場合、総費用が高額になることも考慮しましょう。機械の状態を確認する際には、専門家の意見を求めることも有益です。手放す際には買取価格は0円になることも覚えておいてください。
以上のポイントを考慮し、中古ヤンマー田植え機の購入を検討することで、長期的な利益を見据えた選択が可能となります。適切な中古機を選ぶことで、農業効率の向上や作業負担の軽減が期待できます。
人気の田植え機のメーカーについては、こちらも参考にしてください。
【年表付き完全ガイド】クボタ田植え機の年式・型式・価格一覧
【年表付き完全ガイド】イセキ田植え機の年式・型式・価格一覧
ヤンマー田植え機と他社の比較
ヤンマー田植え機は、独自の省燃費技術を採用したエンジンが特徴で、作業中の燃料消費を抑えることができます。また、軽量でコンパクトな設計により、狭い田んぼや斜面での作業も容易に行えます。。
クボタ田植え機は、新車、中古、買取相場で1番人気があります。重い荷重や長時間の連続作業にも耐えられる設計がされており、長期間にわたって信頼性の高い性能を発揮します。また、植え付けの均一性や作業速度の向上に力を入れており、作業効率を高めることができます。
イセキ田植え機は、コストパフォーマンスに優れていることが魅力です。性能や機能面で他社製品に劣らず、比較的リーズナブルな価格帯で購入できるため、予算に合わせた選択がしやすいです。また、シンプルで使いやすい操作性や維持管理のしやすさも評価されています。
それぞれのメーカーには独自の技術や特徴がありますが、どの田植え機を選ぶかは、個々のニーズや予算によって異なります。各メーカーの特徴を把握し、自分の農業状況や作業内容に適した田植え機を選択することで、効率的な農業作業が実現できます。
こちらも併せてご参考ください。
田植え機のトラブル対処法~よくあるトラブルの原因や対策方法を徹底解説
【専門家に聞く】田植え機をキレイに洗浄する手順とポイント
【田植えを上手にする方法】代掻きから田植え作業までを丁寧に解説
まとめ
本記事では、ヤンマー田植え機について詳しく解説しました。選び方や他社製品との比較、新車と中古の購入ガイドを通じて、ヤンマー田植え機の特徴や強みを理解していただけることでしょう。
ヤンマー田植え機の選び方では、燃費効率、コンパクトな設計、操作性、および機能を重視しましょう。また、新車と中古車の選択肢を検討し、予算やニーズに応じた最適な機種を選ぶことが重要です。
今後のヤンマー田植え機の展望については、技術革新による更なる省燃費や作業効率の向上が期待されます。また、アフターサービスや保守サポートの充実が求められる中、ヤンマーはお客様のニーズに応じたサービスの提供に力を入れることが予想されます。
ヤンマー田植え機を選ぶ際には、本記事で紹介したポイントを参考にして、自分の農業状況や作業内容に適した機種を選択しましょう。適切な田植え機を選ぶことで、効率的で持続可能な農業作業が実現できます。
こちらも併せてご参考ください。
【専門家が解説】農機具買取のよくあるトラブルと失敗しない売り方
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