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中古農機具買取コラム

ブロードキャスター(肥料散布機)のおすすめメーカー4選と人気の型式など

農機具人気メーカー4選・ブロードキャスター
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更新日

ブロードキャスター(肥料散布機)は、農地の施肥等の効率化に欠かせない重要な農機具です。しかし、稼働時間が長くなるほど故障やトラブルの発生も多くなります。また、新しい機種に買い替える場合も、ポイントが分かっていないと損をしてしまうこともあります。

そこで、今回はブロードキャスターを長く利用するために必要な対応と買い替え時に意識する点に関する情報をお届けします。

ブロードキャスターの簡単なトラブルと対処法

農機具は使用環境の性質上、トラブルが発生することはよくあります。ブロードキャスターも同様で、時に故障や不具合が生じることがあります。その際、次のような対処法を知っていると、被害を最小限に抑えることができます。

トラブルの原因を特定する

ブロードキャスターが正常に動作しない場合、まずはトラブルの原因を特定することが重要です。例えば、振動が発生する場合はベアリング、異音が発生した場合はボルトの緩みが原因の可能性があります。

トラブルの内容と発生部を正しく特定することで、適切な対処方法を見つけることができます。

簡単なトラブル対処法

原因が特定できたら、簡単なものは自分で対応することも可能です。以下に個人でできる対応の一例を紹介します。

  • 振動の発生:ベアリングの交換
  • モーターが回らない:異物の取り出し
  • 異音の発生:ボルトの増し締め

メンテナンスの必要性と主な方法

ブロードキャスターに不具合が生じても、適切な対応をすることで復旧が可能です。しかし、故障が発生してからの対応では、作業を一旦中断せねばならず、効率の低下は避けられません。また、故障発生までの間、必要以上に機材へ負荷がかかってしまう可能性もあり、寿命を短くしかねません。

このような事態を避けるために必要になるのが、定期的なメンテナンスです。メンテナンスを行うことで、故障発生の原因に早めに対応することができ、機材へかかる負荷を抑えることができます。

そこで、ブロードキャスターの主なメンテナンス方法の一例を紹介します。

清掃

ブロードキャスターは野外で使用されるため、泥やほこりなどが付着しやすく、それが原因で作動不良が起きることもあります。各部位の汚れや異物を取り除き、清掃後は風通しの良いところで保管して、錆の発生を防ぎましょう。

オイルやグリースの補充

ギアボックス等に使用されているオイルは、使用回数が増えるごとに劣化していき、放置すると性能が低下することがあります。また、ジョイント部等はグリースを補給することでスムーズな動作が保たれます。定期的に状況を確認して、補充や交換を行いましょう。

この他にも、日常的な点検内容として各部のボルトやナットが緩んでいないか確認して、締め直すことも必要です。

農業機械ブロードキャスターの画像

ブロードキャスターの買い替えについて

定期的なメンテナンスや故障対応により、ブロードキャスターは長く利用することができるようになります。しかし、利用期間が長くなるにつれ劣化は避けられません。その結果、日々のメンテナンス作業が増え、確認に時間がかかるようになります。また、入念にメンテナンスをしても故障回数が増え、故障の内容も深刻化して、修理費用がかかるようになります。

メンテナンス対応にかかる手間や時間、修理回数が増えてきたら、買い替えを検討することがおすすめです。新しい機種に買い替えることで、メンテナンスや修理にかけていた時間が短縮され、別の業務や余暇の時間に利用することができるようになります。

さらに、新しい機種は多くの機能が向上しており、業務効率はもちろんですが、生産性の向上も期待できます。

最新機種の機能の一例としては、肥料の資材残量が低下した際にアラームで知らせる、散布量を自動で補正するといった、作業効率と成果の面で大きく貢献する機能が備わっています。

ブロードキャスターの買取

買い替えを決めたら、現在の機器を買い取りに出すのはいかがでしょうか。買い取りに出すことで、新しい機種の購入費用や保管場所の確保ができます。ここでは、買い取りを検討するためのポイントを紹介します。

買取価格の調査

買取価格の相場を把握することで、買取業者が示す価格が適正であるか判断することが可能になります。インターネットやSNSで買取の相談を実施している業者もありますので、複数の買取店で査定を受け、買取価格として認めることのできる自分なりの基準を持つようにしましょう。

買取業者の選び方

ブロードキャスターの買い取りは、一般のリサイクルショップ等でも取り扱っている場合もありますが、特段の事情がない限り農機具買取を専門的に取り扱っている業者を選びましょう。農機具に関する豊富な知識に基づいた査定がされ、適切な買取価格を提示してくれます。

また、買取価格だけでなく、無料引き取りや出張査定のサービスの有無も判断材料になります。ブロードキャスターは重量もあり、買い取り先に持ち込むのも困難です。そのため、買取業者が出向いてくれるサービスを利用するメリットは大きいです。

その他、買い取り価格は高くても手数料がかかり、手元には想像より少ない金額しか戻ってこないといった場合がありますので、各業者の買取手続について確認して最終的な買取依頼をする必要があります。

 

買取価格をアップするためのポイント

買取してもらう際には、いくつかのポイントに注意することで、買取価格がアップする可能性があります。

農業機械ブロードキャスターの画像

メンテナンスの実施

買取業者は買取した商品を再販することで利益を得ます。そのため、故障している機器よりも、メンテナンスが行き届いている状態の機械を高く評価する傾向があります。これまで紹介してきたメンテナンスや故障対応をしっかり行うことで買取価格の上昇が期待できます。

アピールポイントを説明

自分が所有しているブロードキャスターのアピールポイントを説明することで、買取価格をアップさせることができる場合があります。ここでいうアピールポイントとは機器の機能のことではなく、あなた自身が持っているブロードキャスターの状態に関する内容になります。例えば、定期的なメンテナンスや補修部品の交換記録はアピールポイントとなります。

査定の前に行うこと

ブロードキャスターを査定してもらう前に、外装の清掃や故障箇所の修理、付属品が揃えておくといった点に注意しておくと、査定額がアップする可能性があります。ただし、故障箇所の修理については、修理費用とのバランスを考えて対応する必要があります。

買取業者と交渉する

複数の業者から査定額を出してもらう等、根拠のある想定査定額がある場合、いくつかの事業者の査定額を例に出して交渉することも可能です。その際は、強引に価格増を求めるのではなく、査定理由を聞き出し、自分と業者のお互いにメリットがある提案をすることが必要です。

ブロードキャスターの人気メーカーとおすすめ型式

株式会社タカキタ

「タカキタ」とは、日本の農業機械メーカーで、ブロードキャスターを製造・販売しています。タカキタのブロードキャスターには、以下のような特徴があります。

  1. 操作が簡単 タカキタのブロードキャスターは、シンプルな操作パネルを採用しており、誰でも簡単に扱うことができます。また、散布幅や散布量を調整するためのダイヤルが直感的に使えるため、初心者でも扱いやすいです。
  2. 均一な散布が可能 タカキタのブロードキャスターは、高精度なディスクを採用しており、均一な散布が可能です。散布幅や散布量も、細かく調整できるため、効率的な肥料散布ができます。
  3. 耐久性に優れる タカキタのブロードキャスターは、丈夫な鋼材を使用しているため、耐久性に優れています。また、散布幅や散布量の調整部分には、強靭なプラスチックを使用しており、長期間の使用でも耐久性が保たれます。
  4. 多様な用途に対応 タカキタのブロードキャスターは、肥料だけでなく、種子や散布剤などを散布することができます。さらに、オプションとして、自動測量装置やGPSを搭載した製品もあり、より効率的な散布が可能です。

以上が、タカキタのブロードキャスターの特徴です。タカキタは、ブロードキャスターを中心に様々な農業機械を製造しており、国内外で高い評価を得ています。

代表的な機種は有機肥料や化学肥料に対応可能なコンポキャスタCS2031、CS3531シリーズとブロードキャスターBC2001、BC3501です。

ササキ

「ササキ」とは、日本の農業機械メーカーで、ブロードキャスターを製造・販売しています。ササキのブロードキャスターには、以下のような特徴があります。

  1. 多機能で使いやすい ササキのブロードキャスターは、多機能でありながら、操作が簡単な点が特徴です。機能には、自動測量機能や遮蔽物検出機能などがあり、自動的に散布幅や散布量を調整することができます。また、設定を覚えておくことができるため、同じ散布内容の作業を繰り返す場合でも便利です。
  2. 均等な散布が可能 ササキのブロードキャスターは、高精度な散布幅調整装置を採用しており、均等な肥料散布が可能です。また、均等な散布を実現するための改良を施し、粒子の小さい肥料の散布にも対応しています。
  3. 耐久性に優れる ササキのブロードキャスターは、スチール板を使用した強固なフレームを採用しており、耐久性に優れています。また、散布幅調整部分には、強靭な樹脂を採用しているため、耐久性が高く、メンテナンスが簡単です。
  4. 安全性にも配慮 ササキのブロードキャスターは、安全性にも配慮されています。特に、遮蔽物を検知するセンサーや散布幅を制御する装置などが装備されており、安全性の向上に役立ちます。
  5. ササキのおすすめ型式 公道走行標準対応モデルとなっており、オプションも豊富です。おすすめ型式はCS、CF、CMシリーズです。

以上が、ササキのブロードキャスターの特徴です。ササキは、農業機械メーカーとして、耕うん機やトラクターなどの製品も多数取り扱っており、幅広いニーズに対応しています。

ニプロ松山株式会社

「ニプロ」とは、日本の農業機械メーカーで、ブロードキャスターを製造・販売しています。ニプロのブロードキャスターには、以下のような特徴があります。

  1. 操作が簡単 ニプロのブロードキャスターは、シンプルな操作パネルを採用しており、初心者でも簡単に扱えます。また、散布量や散布幅など、必要な設定を簡単に行うことができます。
  2. 均一な散布が可能 ニプロのブロードキャスターは、高精度なディスクを採用しており、均一な散布が可能です。また、ディスクの位置を調整することで、さまざまな肥料の散布に対応することができます。
  3. 耐久性に優れる ニプロのブロードキャスターは、スチール製のフレームを採用しており、耐久性に優れています。また、耐久性の高いディスクを使用しているため、長期間の使用でも性能を維持することができます。
  4. 多様な用途に対応 ニプロのブロードキャスターは、肥料だけでなく、種子や散布剤などを散布することができます。さらに、オプションとして、GPSや自動制御装置を搭載した製品もあり、より効率的な散布が可能です。
  5. 価格が比較的安価 ニプロのブロードキャスターは、他のメーカーの製品と比較して、価格が比較的安価であることが特徴です。初めてブロードキャスターを購入する方や、予算が限られている方にもおすすめです。
  6. ニプロでおすすめ型式は、車速連動で均一散布が可能なMP-EXA、MP-EXKシリーズと電動開閉可能なMP-EXです。

以上が、ニプロのブロードキャスターの特徴です。ニプロは、農業機械メーカーとして、さまざまな製品を製造・販売しており、幅広いニーズに対応しています。

ビコン株式会社
世界のトップブランド、ビコンブロードキャスターは、耐久性に優れた特殊樹脂製ホッパーと、二段階に調節が可能な散布幅調整機構です。

7. ブロードキャスターの新品価格、中古価格の相場

一般的に、小型のブロードキャスターであれば10万円以下のものもありますが、大型のものになると数十万円から数百万円以上になることもあります。また、ブロードキャスターには、手動式や自走式、トラクターに取り付けるタイプなどがあり、それぞれ価格帯も異なります。

さらに、近年では、GPS機能や遠隔操作機能、施肥量の自動調整機能などが搭載された高機能なブロードキャスターも登場しており、価格帯が高くなる傾向にあります。

以上のように、ブロードキャスターの価格は、様々な要因によって変動するため、具体的な製品によって異なります。必要な機能や規模、予算に合わせて比較検討することが重要です。

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ブロードキャスターの使い方

ブロードキャスターを用いた肥料散布は、広範囲の土地に肥料を一度にまいたり、均等に散布することができるため、広大な農地での効率的な肥料散布に適しています。

具体的な使い方は以下の通りです。

  1. 散布する肥料を選定する。 まず、散布する肥料を選定し、使用量を計算します。
  2. ブロードキャスターのセットアップ ブロードキャスターを正しくセットアップします。セットアップには、散布の幅や散布量を設定することが含まれます。
  3. 土地に散布する ブロードキャスターを使用して肥料を土地に散布します。移動速度は一定に保ち、均等な散布を心がけましょう。
  4. 散布後の手入れ 散布後は、肥料が均等に散布されていることを確認します。また、肥料が散布された後は、水やりなどの手入れをすることが必要です。

以上が、ブロードキャスターを用いた肥料散布の基本的な使い方です。ただし、肥料の選定や使用量、セットアップ方法などは、使用するブロードキャスターや肥料の種類によって異なるため、取扱説明書をよく読んで操作することが大切です。また、安全に注意して操作するようにしましょう。

農業機械ブロードキャスターの画像

まとめ

ブロードキャスターは使うシーズンは一時的なものの、農業の土台を支える機器であり、非常に重要な役割を担っています。ブロードキャスターに動作異常が発生すると、計画の初期段階でつまづくこととなり、最終的な成果に及ぼす影響も大きくなります。

メンテナンス等を通して安定して使い続けるのと同時に、早い段階から買い替えの選択肢も視野に入れておくことで、安心して業務を進めることができます。

今回ご紹介したポイントを参考に、ブロードキャスターの有効に活用してください。

中古の農機具・農業機械の買取をお願いしたくても、相場が分からなくて不安な方は多いでしょう。
そんな方には、一括査定がおすすめです。一括査定であれば、1回で複数の業者から見積りをとれます。さまざまな業者を比較することで、相場が分かるでしょう。農機具が複数台ある場合でも、一度に見積りがとれるので便利です。

農機具の買取業者を迷っている方は、こちらから一括査定を依頼してみましょう。

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この記事を書いた人
田中 和男
田中 和男

卒業後、地元のJAに就職し30年以上農機センターで勤務。 定年退職後、自ら中古農機事業を立ち上げて地元を中心に販売・買取やレンタルを行う。 農業機械1級整備士の資格あり。 自らも兼業農家として実家の農業を50年近くやっています。

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