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中古農機具買取コラム

草刈機の基本的な使い方とメンテナンス方法。初心者でも使いこなすコツ

公開日
更新日

圃場の管理として最も基本的でありながら、大切な作業になるのが草刈りです。
しかし、見よう見まね自己流で作業しているという方が多いようです。

ただ草を刈るだけなので自己流でも問題はないのですが、少なくとも、この記事を読んでいるあなたは「基本的な使い方」を知りたいと思っているのではないでしょうか。

そこで、この記事では草刈機の種類や基本的な使い方、刃の選び方、刃の交換方法など、誰かに聞いてみたかったことや、正しい方法を知りたかったという方に、わかりやすく丁寧に解説していきます。

草刈り機の種類

草刈り機

草刈機の種類は様々な草刈り機が存在し、それぞれが異なる利点や使用シーンがあります。適切な草刈り機を選ぶことで、効率的な作業が可能となり、綺麗な状態を保つことが容易になります。

草刈機の種類は次のようなものがあります。

  • 手動式草刈り機
  • ガソリン式草刈り機
  • 電気式草刈り機
  • 自走式草刈り機
  • あぜ草刈機
  • ラジコン草刈機

草刈機の種類は、大きく分けて手動式と自走式の2種類があります。手動式は操作が簡単で、小規模な庭や草地での使用に適しています。一方、自走式草刈り機はエンジンによって駆動されるため、手動で押す必要がありません。これにより、大規模な庭や草地を効率的に草刈りすることができます。また、作業者の負担を軽減し、作業効率を向上させるために設計されています。自走式草刈り機は、広い敷地の草刈り作業に最適な選択肢です。

また、エンジンの種類によっても異なり、ガソリン式、電動式、そして電動充電式(コードレス式)などがあります。

草刈り機での基本的な作業方法

最初に、草刈機にはウイングモアや芝刈機などさまざまな種類があります。
この記事では刈払機について紹介していきますが、一般的には刈払機というよりも草刈機と言った方がイメージしやすいと思いますので、この記事では「草刈機」という呼び方で統一させていただきます。

草刈機の基本的な使い方

草刈り機を使っている場面

最初に、作業前の準備、実作業、作業後の手入れについて説明します。しかし、準備と実作業は実際おこなっている方が多いと思いますので、確認程度に読んでみてください。

作業前の準備

まずは燃料。
草刈機は混合ガソリンといって、オイルとガソリンを混ぜたガソリンを使用します。
混合比が草刈機によって決まっていますので、指定の混合比の混合ガソリンを使用してください。
混合ガソリンは、ガソリンスタンドでも作って貰えますし、ホームセンターなどでも販売しています。

つぎに刃の確認。
チップソーであれば刃の摩耗や曲がり、亀裂などがないかを確認し、取り付けボルト(またはナット)に緩みがないかを確認。
ナイロンコードであれば予備のコードなども確認しましょう。
異常がなければ、実際にエンジンを掛け、試運転をし、

  • アクセルがしっかり吹け上がるか。
  • 回転中、異音や異常な振動がないか。
  • STOPスイッチがしっかり作動するか。

などを確認してください。

もし、この時点で「エンジンが掛からない」や「刃が回らない」などの不具合があった場合、自分で修理できる方は良いですが、そうでなければ農機具の修理をおこなっている業者に依頼すると良いでしょう。

なぜなら、草刈機はエンジンで刃を高速回転させるので、ひとつ間違えると重大な事故につながることがあるからです。そのような危険を未然に防ぐためにも、専門業者に任せることが最善でしょう。

実作業

草刈機は安全性と作業性を確保するために、回転方向は各社左回りに統一されています。
また、刈り取り推奨位置というものがあるのですが、刃の円を左右二つに分けた時、左半分の前方(時計でいうと9から12のあいだ)で刈り取りすることが推奨されています。
ここで刈り取ると、飛ばされた草が絡まりにくく、飛散防止カバーに当たり、飛散が最小限となるのです。
しかし、右半分で刈り取ると、草が進行方向に飛んでいくため、作業の邪魔になったり、絡まりやすくなったりします。
また、キックバックといって石などの硬いものに当たったときに、草刈機全体が弾かれる現象が起こることがありますので、刃の使用位置には注意しましょう。

作業後の手入れ

作業後は草刈機全体を水洗いすると良いです。
しかし、高圧洗浄機だと水圧が高すぎるので、水道ホースのシャワー程度の水圧で、ブラシなどを使い、汚れを落とすと良いでしょう。
そして、ここが重要ですが、洗車後はしっかり乾かしましょう。濡れたままだとサビや腐食の原因になってしまいます。
乾燥後、最後にもう一度試運転し、作業前の試運転時と違いがない事を確認。もし不具合があればメンテナンスなどをして置くと次回使う時に困りません。

シーズンの最後は、混合ガソリンが無くなりエンジンが自然に止まるまで、掛けっぱなしにしておきます。そうすると、キャブレター内の混合ガソリンがほぼ無くなりますので、つぎのシーズンにキャブレターの不具合が起こりにくくなります。

以上が、基本的な使い方になりますが、このほかにも、いろいろな方法がありますので、良いとこどりで自己流にするのもまた良いでしょう。

保護具はあなたを守ります

草刈機を使う作業で大切になるのは保護具です。
草刈作業している人を圃場で見かけることがよくありますが、Tシャツなどの軽装で作業している方をときどき見かけます。

炎天下で作業することが多いので気持ちはわかりますが、あまり良くはありません。長袖・長ズボン、ゴーグル、耳栓、グローブなどは基本装備として着用することが望ましいのです。
それでは、基本装備がなぜ必要になるのか、ひとつずつ解説していきます。

ヘルメット・ゴーグル・長袖長ズボン・グローブを装備

長袖・長ズボンは「肌」を保護する

草刈り中に一番気になるのが飛散する草です。
細かくなった草が刺さることもありますし、草の汁が皮膚についてしまうと、肌の弱い方などはかぶれたり、痒くなったりすることがあります。
さらに、イモムシや小さいカタツムリなども知らない間に刈っており、その破片が飛んでくることもよくあります。
このように、草刈り作業中は何が飛んでくるかわからない状況になりますので、肌を守るために露出は避け、たとえ炎天下であっても長袖・長ズボンを着用するのが良いでしょう。

ゴーグルは「目」を守る

飛散してくる草や砂などは、時として一直線に飛んでくることがあるのですが、それが目に入ってしまうと、取り除くまで痛みがあるので、場合によっては作業が中断することや、中止になってしまうことさえあります。
そうなってしまうとその後に予定していた作業も止まってしまうので、そのような事態を防ぐためにも「目」を保護することは大切です。

耳栓は未来の自分のために

耳栓は無くても作業に支障はありません。しかし、草刈り作業中のエンジンや刈り取りの騒音は一般的に90~100㏈と言われています。これは、電車のガード下や自動車のクラクションと同じ音量であり、作業中ずっと体の近くでこの騒音が響いています。
すぐに耳が聞こえなくなることは無いのですが、10年20年と耳栓なしで草刈り作業を続けると確実に聴力が悪くなりますので、将来的に聴力の衰えを最小限にするために耳栓の着用が大切になります。

グローブは疲労軽減のために

グローブはゴムの滑り止め付の軍手や、作業用のゴム手袋、ウレタン手袋などを使用した方が良いでしょう。
なぜなら、草刈機を長時間使用していると、エンジンと刃の回転による振動で手に残る疲労は大きくなるからです。
しっかりグリップするグローブで作業すると、軽い力で草刈機をコントロールできるので疲労軽減につながります。

保護具はしっかりと

保護具を装着することは、暑くなったり、動きにくくなったりと、わずらわしく思うことではありますが、自分の健康を守ることができ、さらには、疲労を最小限に抑えることもできます。
慣れてしまえば簡単な草刈り作業ではありますが、ひとたび事故が起きてしまうと重大事故にも発展しかねない危険な作業です。

圃場管理は大切な作業ですが、命をかけて行う作業ではありません。
健康な身体を維持することは、未来の自分への投資と思い、保護具はしっかりと着用しましょう。

用途に合った刃を選ぶポイント

草刈り機の刃

つづいて、こちらも基本的で大切な「刃」の選び方。
ホームセンターなどでもさまざまな刃を見かけますが、たくさんありすぎてどれを選んで 良いのかわからなくなるのではないでしょうか?

用途に合った刃を選び、草刈り作業は最小限の労力で効率よく進めたいものです。

圃場管理に使える刃の種類や用途、交換の方法や便利なアタッチメントなどを別記事にてわかりやすくまとめましたので、こちらも併せて読んでみてください。
草刈機の刃の選び方や交換方法・交換時期を徹底解説

まとめ

圃場管理のために必要な草刈り作業は、誰でもできる基本作業ではあるものの、エンジンの付いた草刈機で、高速回転の刃を使用する危険な作業であるのは間違いありません。
安全に且つ効率的に作業するためにも、保護具の着用は必要で、草刈機や使用する刃をしっかり管理することも重要になります。

そのためには、作業前に草刈機や刃の状態を確認し、状態によってはメンテナンスや、時には買い替えも必要になるでしょう。

そのうえで、自身の圃場や作業に合った刃を選んでみたり、アタッチメントを試してみたりと、楽しみながら作業することも良いのではないでしょうか。

基本作業だからこそ、草刈機や刃、保護具など、事前の準備をしっかりおこない、楽しく安全に日々の作業にあたりたいものです。

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この記事を書いた人
中村 健二
中村 健二

元々は自動車修理工だったが、地域の農家からの要望で農機具の修理を手がけ始める。現在は、中古農機具の修理と販売を主に行っている。自動車整備士と農業機械整備技能士の双方の資格を持つ。

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