中古農機具買取コラム
トラクターやコンバインなどの農機具の廃車手続き・廃棄の仕方
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農業には、トラクターやコンバインといった大型農業機械からたくさんの農機具なくしては成り立たないのが現状です。
しかし、農業機械などは故障などのトラブルも付きものです。
販売店などで修理が可能であれば問題ありませんが、年式が古いために部品がない。
修理をするならば新しい機械を購入しようとなる場合もあるでしょう。
また、近年では農業自体を廃業することや後継者不足から規模を縮小していく方もたくさんいます。
そうなると問題になるのは、トラクターやコンバインの廃車手続きや農業機械の処分です。
メンテナンスが行き届いている機械や年式の新しい機械は買取が期待できます。
新しく購入をされる場合には、下取りや処分してくれる場合もあります。
しかし、年式が古く状態も悪い。
機械自体の需要がない。
壊れている。
また、長年の放置により動かない。
そのような機械は廃車・廃棄することが必要になります。
処分となると手間や時間がかかります。
わかってはいるけど時間がない。
どうしていいのかわからない。
腰が重くなってしまう気持ちもわかります。
この記事では、農業機械や農機具の廃車や廃棄処分の仕方についてお伝えしていきます。
農業や機械の知識もないから不安。
そんなあなたもこれさえ知っておけば大丈夫です。
目次
トラクターやコンバインには税金がかかる!
トラクターやコンバインなど乗用タイプで公道などを走る機械には「軽自動車税」という税金がかかります。
近年は、機械の大型化により「大型特殊自動車」という扱いとなりこちらは「固定資産税」が発生します。
トラクターやコンバインにかかる税金はいくら?
軽自動車税は、年間でおよそ3,000円程度。
大型特殊自動車となると車検が必要となり更に5万円前後のメンテナンス費用が必要となるでしょう。
トラクター以外にもコンバイン・フォークリフト・田植え機なども課税の対象です。
このような機械が不要になった場合は「登録抹消」の手続きが必要となります。
手続きをした上でナンバープレートを返却することで課税の対象外となるのです。
たとえ使用していないトラクターでも「登録抹消」の手続きをしていなければ毎年税金がかかっているのです。
登録抹消をしましょう!
廃車・廃棄の手続きの前にすることの一つに「登録抹消」の手続きです。
登録してある市町村の税務課で手続きができます。
- 所有者の証明書(運転免許証など)
- 所有者・使用者の印鑑
- 登録車の車体番号を証明できる書類(納税証明書など)
- ナンバープレート
これらを持参して指定の書類に記入をします。
詳しいことや不明なことがある場合は、市町村の窓口に問い合わせてから手続きすることをおすすめします。
ちなみに、毎年4月1日時点での登録車両が課税の対象となります。
4月1日以降になると、その年度の納税が求められますので注意が必要です。
2. 廃車・処分の仕方
それでは、処分の仕方を考えていきましょう。
廃棄・処分と聞くと高額な処分代がかかるのでは?
不安や心配になる方もいるでしょう。
大きな機械や台数が多いほど頭を抱えてしまいます。
でも、安心してください。
処分や廃棄の仕方をきちんと知っていれば不安や心配もなくなります。
ここでは、手間・時間・費用を抑える4つの方法を覚えていきましょう。
中古買取店
動かない農業機械・農機具でも「値段」がつく場合があります。
特にトラクターや耕運機などは需要があり、メンテナンスすることで使用が可能になることや部品が必要なケースでは査定の対象になります。
価値がないと思っていた農機具の処分代を心配していたのに、逆に査定対象になるなんて嬉しくなりませんか?
大型で馬力のあるトラクターや国内3大メーカー(クボタ・ヤンマー・イセキ)などは高額査定も期待できます。
まずは、中古買取店にメーカーと型番とおおよその状態を確認して問い合わせると良いでしょう。
各メーカーの買取価格や相場については、こちらの記事も参考になります。
【歴代モデル完全ガイド】クボタトラクターの年式・型式・買取価格一覧
【年表付き完全ガイド】ヤンマートラクターの年式・型式・価格一覧
【年表付き完全ガイド】イセキトラクターの年式・型式・価格一覧
中古買取店といっても今やたくさんの業者が存在します。
あなたの大切な農業機械ですからやっぱり信頼できる買取店にお願いしたいですよね。
では、優良な中古買取店を見極めるコツを考えてみましょう。
1つは買取実績です。
買取実績をみれば、どういった農業機械や農機具を取り扱っているのか?
また、どのくらいの年式や状態で買取可能かすぐにわかります。
あなたが処分しようとしている農業機械も買取実績にあれば比較にもなります。
もしかしたら驚きの値段がついているなんてこともありますので、買取実績な豊富な中古買取店は信用の目安にもなります。
もう1つは、農業機械や農機具を「個別」に査定してくれていることです。
- メーカー
- 年式
- 馬力
- 機械の状態
これらをチェックすることでおおよその査定が可能となります。
メーカーや年式をチェックしているのは、機械へ対しての価値を査定してくれている証です。
壊れているからといって一概にジャンク農業機械として扱うような業者よりも1つ1つの機械を丁寧に査定してくれるのは安心できるでしょう。
まずは、ホームページのチェックや問い合わせから始めてみると良いでしょう。
「処分無料」や「高額買取」を掲げている中古買取店はたくさんありますが、価値のある機械ならば適正な査定を受けましょう。
下取り・引き取り
新しい農業機械を購入する場合は、ディーラーでの引き取りや下取りを依頼しましょう。
こちらはあくまでも新車を購入する場合に限られます。
購入の相談をする段階で古い農業機械があることを伝えて、処分について相談に乗ってもらうとよいでしょう。
専門ディーラーでしたら、クレーンなどを所有していることが多いので、動かない機械でも簡単に対応が可能です。
トラクターの下取りと買取り業者の違いについては、こちらの記事をご参考ください。
スクラップ業者
中古買取店での査定が難しい場合は、スクラップ業者に依頼します。
部品取りとして需要がある場合があります。
農業機械や農機具は鉄などでできているので部品以外では鉄やアルミなどとして買取してもらうことも可能となるでしょう。
では、スクラップ業者にはどのように対応してもらうのが良いのでしょうか?
まずは、農業機械や農機具の買取をしているか確認しましょう。
心配なのは、大きな農業機械や農機具をどのように持ち運びすれば良いのか不安ですよね。
トラックなどを所有しており自分での持ち込みが可能ならばスクラップ業者の営業時間に持ち込みしてみましょう。
1人での持ち運びに不安や対応が難しい場合には、スクラップ業者に引き取りに来てもらうと良いでしょう。
スクラップ業者は、大型のトラックやクレーンを所有しているはずですから出張買取も可能なはずです。
まずは、電話で問い合わせしてみましょう。
不用品回収業者
最後は、不用品回収業者です。
査定が難しい場合や処分先に困った場合は不用品回収業者に依頼しましょう。
不用品回収業者には、無料で引き取りをしてくれるケースから処分代が発生するケースがあります。
あとから高額な請求をされてトラブルになるのもいけませんので、依頼する前には処分代の有無やどの程度の費用が発生するのか必ずチェックしてから依頼をかけてください。
3. 中古買取店をおすすめする理由
不要な農業機械や農機具を処分するとなると手間や時間、おまけに費用もかかるとなればすぐには行動に移せない気持ちになるのは当然です。
しかし、「古い農業機械だから」「壊れているから」といって諦めないでください。
その機械、価値があるかもしれません。
農業機械は、「需要」があるからこそ買取が可能なのです。
壊れていてもきちんとメンテナンスをすることで利用が可能になれば稼働できます。
年式が古くても馬力のある機械は人気があります。
あなたにとって「不要」でもまだまだ稼働可能ならば使い道はあるのです。
だからこそ、まずは中古買取店に相談することをおすすめするのです。
それは、お金になる可能性があるからです。
処分代がかかるとら思っていたら想像以上の高額査定に驚きの声もたくさん聞きます。
そして、大切にされてきた農業機械を処分するのは寂しいですが、再利用が可能と聞けば嬉しく思えるはずです。
農業機械や農機具を処分するメリット
農業機械や農機具を処分することでメリットも生まれます。
お金の節約
まずは、課税対象になっていればお金の節約になります。
古くて動かない機械や使わなくなった農機具は、所有しているだけで固定資産税の負担があるものもあります。また、軽自動車税もかかる場合がありますが、売却すればその負担を減らすことができます。売却によって得た資金を新しい機材の購入に活用することで、税金の節約だけでなく経済的な負担も軽減されます。
こちらも併せてご参考ください。
トラクターの名義変更~必要なステップと注意点とは~
土地やスペースが空き
農業を営む者にとって土地や倉庫のスペースの多くを占めているのは農業機械や農機具であったりします。
当然といえばそうなのですが、その中で現役で稼働している機械とそうでない機械が存在しませんか?
現役で稼働している機械はメンテナンスや保管も大切にされているでしょう。
では、使われていない農業機械や農機具は今どうなっていますか?
保管はされているものの倉庫の奥で眠っていたり、いつの間にか放置されているなんてこともありませんか?
大きな農家であるほど眠っている機械の種類や所有数も多い傾向にあります。
不要であるならば、処分することで土地やスペースが空きます。
そうなれば違うことに使えるメリットが生まれます。
現役で活躍している農業機械の保管がしやすくなる
不要な機械を処分することで、現役で活躍している農業機械の保管などもしやすくなるでしょう。
農業機械は、処分の仕方がわからない点もありますが、故障を発生するのが農繁期であったりするのでとりあえず閉まったままと対応が後回しになりがちです。
ミニマリストや捨て活とまではいきませんが、不要な物は処分する(リサイクルする)ことでシンプルになることは、他の物が管理しやすくなるメリットになるのです。
保管がしやすい。
保管場所がわかりやすい。
それだけでも農作業の効率もあがります。
農業機械がきちんと保管されていれば機械の寿命も延びる可能性に繋がります。
メンテナンスや保管状態の良い機械ならばいずれ不要になっても高額で買取してくれる可能性にもなり良いサイクルになるはずです。
まとめ
農家に埋もれている農業機械や農機具があるならば適切に処分することをおすすめします。
大きな農業機械や農機具を処分・廃車にするとなると手間や費用が気になります。
しかし、不要な農業機械や農機具の多くは「買取」が可能なのです。
高額な処分代が発生すると思っていたら逆に農業機械に値段がつくなんて!
実際にこのような体験をされている方はたくさんいらっしゃいます。
不要な農業機械や農機具をお持ちの方がいましたら、まずは「農機具中古買取店」へ相談してみましょう。
中古買取店には、買取実績が豊富であること。
また1つ1つの農業機械や農機具に丁寧に査定してくれる業者をおすすめします。
壊れていても古い機械でも査定ができることが多いのできっと相談に乗ってくれるでしょう。
中古買取店で査定がつかない場合には、スクラップ業者や不用品回収業者への依頼がよいでしょう。
注意が必要なのは、全国各地に様々な業者が存在しているので、業者の見極めも大切です。
中古買取店ならば、相談・査定は無料なので他社と比べたり、納得するまで相談するとよいでしょう。
スクラップ業者や不用品回収業者には、「無料」を掲げていてもあとから高額な処分代金を請求されるなどのトラブルを防ぐためにも依頼する前に質問をして見積もりをもらってから依頼しましょう。
大型農業機械で忘れがちなのが「課税対象」の機械があることです。
トラクターやコンバインといった公道を走行する大型農業機械は、課税対象になる車両となります。
ご自宅に、稼働していないトラクターなどある場合は「登録抹消」を済ませましょう。
使用頻度が少なくなった時点で検討することが望ましいでしょう。
中古の農機具・農業機械の買取をお願いしたくても、相場が分からなくて不安な方は多いでしょう。
そんな方には、一括査定がおすすめです。一括査定であれば、1回で複数の業者から見積りをとれます。さまざまな業者を比較することで、相場が分かるでしょう。農機具が複数台ある場合でも、一度に見積りがとれるので便利です。
農機具の買取業者を迷っている方は、こちらから一括査定を依頼してみましょう。
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