中古農機具買取コラム
【使わなくなった農機具を高く売りたい】買取業者との交渉術
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「使わなくなった農機具を業者に高く買い取ってほしい」と思うことはありませんか?農業に従事する者として苦楽を共にしてきた農機具を売却する際には、少しでも高く売りたいと考えてしまいますよね。
愛着のある農機具だからこそ業者に買い取ってもらうためには、交渉が必要となります。買取業者にとっても、満足度の高い取引は次につなげたいと考えています。今回は農機具を売却するときにできるだけ高く買い取ってもらうための買取業者との交渉術を紹介します。
目次
高く買い取ってもらう交渉術
農機具を高く買い取ってもらうためには、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
- 農機具とのエピソードを語る
- 農機具の状態を正確に伝える
- 農機具に対する思い入れを伝える
農機具の買取業者とのやり取りで金額が変わります。それぞれの理由を説明します。
農機具とのエピソードを語る
農機具に対するエピソードがあれば、ぜひ語ってください。「農業を始めて最初に購入した」「暑さがひどい年でも苦楽を共にしてきた」など。
年間の使用回数なども査定額の一部として入れさせていただきます。
農機具の状態を正確に伝える
農機具の状態を、正確に伝えてください。交渉時に伝えることで、状態を把握する手間が省けその分の金額を上乗せして支払う場合があります。動作が鈍い部分がある場合も遠慮なくお話しください。
農機具に対する思い入れを伝える
その農機具に対する思い入れは、ぜひとも買取業者に教えてください。業者も人間。農機具に対する思い入れがしっかりしている人に対しては、心を動かされます。思い入れを語ることで応援の金額を上乗せしてもらえる可能性があります。
買取業者が交渉時に意識するポイント3つ
買取業者が農機具を買い取る場合、以下の3つのポイントを意識しています。
- 農機具の状態
- 希望買い取り額
- 買取日程交渉
ここからは買取業者が交渉時に意識するポイントについて説明します。
農機具の状態
農機具の状態とは、全体的な情報です。
- 農機具の見た目はきれいか
- 動かした時の様子は安全か
- 不具合がある場合はどんな時か
- これまでどれだけ稼働してきたか
- パーツや部品足りないところはないか
調べればわかる情報とともにどのように取り扱ってきたかがわかると、買い取った後の整備の時間が短縮できます。そのためできるだけ詳しく伝えてもらうと、買取時の金額の上乗せの可能性があります。
希望買い取り額
希望買い取り額は、ぜひ相場を調べたうえで交渉してください。事前に買取相場を把握しておくことは、高額買取交渉に非常に有利です。交渉時に持ち主の方が買取相場を知っていると、買取業者側から査定を下げて低い単価交渉はできません。
希望買い取り額を知っておくことは、自分の農機具の価値を正当に主張でき、交渉における査定額を向上させます。不当な査定額を提示された場合に、それを指摘し適正な交渉をすることも可能です。
買取日程交渉
買取日程は、ぜひ農機具の買取キャンペーンをチェックして需要の高い時期を狙うのがおすすめです。
例えば、広大な土地での農作業に欠かせないトラクター。役割としては土づくり・重いものを運ぶなど、アタッチメントを取り換えることで一年中活躍します。こうした農機具の場合は、高額買取キャンペーンを使うことで通常よりも2割ほど高く買い取ってもらえます。
一時的に使用する農機具(田植え機やコンバインなど)は、稼働シーズン前に最も需要が高まります。農作業に必要な時期を見極め、農機具の稼働時期を適切なタイミングで売却することが、高額買取のポイントです。
高額買取につながるポイント5つ
農機具を高額買取するときには、業者がみるポイントを押さえておくことが大切です。以下の5つのポイントは、買取交渉を行うときに業者が特に注意を払っています。
- 農機具の表面
- 動作状況
- 必要書類
- 付属品(アタッチメント)
- メンテナンス
上記のポイントが農機具を買い取る段階できちんと抑えられていると、作業工賃としての上乗せができます。高額買取につながるポイント5つを説明します。
農機具の表面
農機具の表面は、第一印象がよいです。見た目が良いと、機械の内部の状態も良いのではという期待を持たせられます。故障リスクが低いと判断され、査定額が高くなる可能性があります。
また農機具の表面がきれいであると、業者からの信頼感が増します。表面のメンテナンスは持ち主の人柄がわかり、業者が査定時にマイナス評価をする要素を減らすことができます。
動作状況
農機具の動作状態は正確に伝えてください。買取業者に見せる前に性能や劣化状況を正確に把握し、業者に伝えることが重要です。状態によっては、適切な整備や修理が必要で、これにより、買取価格にも影響を与えられます。
必要書類
必要書類をまとめておきましょう。買取手続きに関する書類は、以下の3種類です。
- 機械の登録証明書
- 保証書
- 整備記録
これらの書類は事前に整理し、必要なものを揃えておくことが重要です。事前に提出期限や手続き方法についての情報を集めておくと、スムーズに取引が行えます。
付属品(アタッチメント)
農機具はさまざまな付属品があります。これらを全て揃えておくことで、高額な買取金額となります。もし足りない場合は業者とのやり取りの中で高額買取につながる方法を探しましょう。
・【トラクター作業機(アタッチメント)6選】の特徴とその買取り価格
メンテナンス
農機具のメンテナンスをした記録(メンテナンス履歴)を出しましょう。農機具を高く売りたいのであれば、いつ・どこで・どの部分を修理したかという情報をはっきりさせておきます。農機具は、特殊な装備を兼ね備えています。そのため修理においてもできる場所が限られます。メンテナンスの記録がはっきりしていることで、機械の性能を維持・向上の証明ができます。
買取前にすること
農機具を業者に引き渡す前に、行うことが2つあります。
- ナンバープレート登録を解除する
- 車体番号を確認する
この2つは高価買取をする前に必ず行わなければいけません。
業者が直接交渉する前に行っておくとスムーズに取引が進みます。買取前に農機具の持ち主がするべきことを説明します。
ナンバープレート登録を解除する
農機具のナンバー登録は買取のやり取りをする前に解除してください。一般行動も走る農機具である場合、ナンバー登録が義務付けられていますが買取前には必ず解除してください。本体にナンバープレートが付いている場合は、その場で外して返却します。
車台番号を確認する
車台番号の確認をしてください。車台番号があることで修理用の部品の手配がしやすくメンテナンスでも役立ちます。長い年月をかけると車台番号が消えて見えなくなっている場合もあります。その場合は、書類や年式、インターネットで確認できます。
高価買取が期待できるメーカー
農機具は、日本製と海外製のメーカーがあります。その中でも高価買取が期待できるのは、純日本製。日本のメーカーは、品質、信頼性、サポートの面で世界からも高い評価を受けています。
農業という長い歴史の中で特に人気がある農機具は以下の3社。
- クボタ
- ヤンマー
- イセキ
純日本製の農機具が高額取引される理由と、高額買取が期待できるメーカーを3社ご紹介します。
純日本製が高額な理由
純日本製の農機具は、性能が良く耐久性に優れています。20~30年以上前の農機具でも、問題なく動かせます。日本人の丁寧さがあらわれている農機具は、振動に対してボルトが緩みにくいなど細部における造りがしっかりしています。メンテナンスをしっかり行えば、どれほど年数がたっても使えるのが、純日本製の農機具です。
純日本製では、ディーゼルエンジンを使用しています。ガソリンエンジンと比較すると、ディーゼルエンジンのほうが高馬力で本体を軽量化しやすいといったメリットもあります。
これらはアグリユースでも高価買取を実施しています。人気メーカーの買取事例をまとめましたので参考にしてください。
クボタ
アグリユースでのクボタの高価買取金額の例を紹介します。
トラクターKL31R
買取り価格:200万(2023年6月相場)
- パワフルなエンジン、そして快適な運転性能
このKL31Rはパワーステアリングを標準装備。労力を最小限に抑えながらも高い操作性を提供し、運転者の疲労を軽減します。また、モンローショックアブソーバーも装備されているため、乗り心地の改善に寄与し、長時間の作業でも快適に運転ができます。 - ロータリー機能でさらなる効率性を
さらに、このモデルはロータリー機能を備えています。これにより、土壌の耕起や草刈りなどの作業を高速化し、作業の生産性を一層向上させます。このロータリー機能により、KL31Rは広範囲の作業を短時間でこなすことが可能となり、その結果、作業効率は格段に向上します。 - 快適性を追求したエアコン付きキャビン
そして最後に、KL31Rの一番の特徴とも言えるのが、エアコン付きキャビンです。農作業の長時間にわたる疲労を軽減するため、このトラクターには快適な空調設備が備えられています。これにより、暑い夏でも寒い冬でも、運転者はいつでも快適な作業環境を維持できます。 - 使用時間わずか2の極上品
今回紹介するこのKL31Rは、使用時間がわずか2という極上品です。運転に関しても全く問題なく、まだまだ長く使える高品質なトラクターです。
アグリユースでもクボタのシリーズは人気が高いです。
〈買取強化車種〉
GB13 GB15 GB16 GB18 GB20 GB110 GB130 GB150 GB160 GB180 GB200
JB11X JB13X JB15X JB17X JB19X KB17X KB19X KB21X KB23X
ヤンマー
ヤンマーでの高価買取金額の例を紹介します。
ヤンマートラクター YT232
買取り価格:200万(2023年10月相場)
- ○32馬力
- ○パワステ
- ○オート・バックアップ
- ○自動水平制御
- ○自動耕深制御
- ○エアコンキャビン
- ○ロータリーEB17
元の持ち主の方は、中古で購入。月に1~2回とかなり少ない使用頻度でした。状態がとてもよく、それに見合う金額での取引をしました。
イセキ
イセキでの高価買取金額の例を紹介します。
イセキ3条刈りコンバインHFG325G-ZVDW
買取価格:200万(2023年10月相場)
- ○25馬力
- ○3条刈り
- ○グレンタンク
- ○自動こぎ深さ制御
元の持ち主の方は、新車で購入。ほとんど使用せず、資材高騰の影響もあり離農を決断しました。バッテリーが上がるなどの状態でしたが、外観、性能、その他の取引がスムーズであったことからそれに見合う金額での取引をしました。
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よくある質問
Q.査定後にキャンセルは可能ですか?
A.もちろん可能です。
Q.農機具査定時や売却時に費用はかかりますか?
A.費用や手数料は一切かかりません。お気軽にお問い合わせください。
まとめ
今回は、農機具を高く売るための買取業者との交渉術を説明しました。高く売るための準備として農機具の買取相場を理解し、需要の高い時期を見極めて業者に連絡することが大切です。
買取を行う前には、農機具の表面をきれいにしておきましょう。第一印象が良くなり、その後の業者との信頼関係も結びやすくなります。農機具の状態を整え、書類や付属品をそろえて常日頃からメンテナンスをしっかりしておくと交渉に有利です。
アグリユースでは、農機具の状態だけでなくそれまでの農機具への思いなども踏まえ、高価買取を実施。全国へ買い取りに伺います。皆様からのお問い合わせお待ちしております。
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