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中古農機具買取コラム

ユンボに免許は必要?バックホーとの違いや必要な資格についても解説!

公開日
更新日
目次
  1. ユンボとは
  2. 農業におけるユンボの使い道
  3. ユンボの選び方
  4. 農業で役立つユンボのアタッチメント
  5. まとめ

ユンボは農業だけでなく、土木作業や建設現場でもよく見かける重機です。人の手では掘り起こせないような硬い土を掘り起こし、人とは比べ物にならないほど効率よく掘削作業を行えるため、農業でも重宝します。ただし、サイズも大きく価格も安くないため、購入する際にはどのような機種を選ぶべきか迷っている人や、免許が必要なのか知りたくてユンボのことを調べている人は少なくありません。

この記事では、ユンボの基本的な情報からユンボの選び方やアタッチメントの紹介まで幅広く行います。

ユンボとは

まずは、ユンボがどのようなもので、運転するのにどのような免許が必要なのかについて解説します。

ユンボ・バックホー・ショベルカーの違い

「ユンボ」とは、アームを操作して重たいものや崩れそうなものを持ち上げたり、重い荷物を持ち上げたまま荒れた道や坂道をキャタピラーで移動したりする重機のことを言います。また、他にも「バックホー」あるいは「ショベルカー」と呼ばれることもあります。ちなみに、バックホー小型のユンボミニユンボ)のことを主に指し、ショベルカーはショベルが装備されている車両のことを指します。ちなみに、「ユンボ」は元々「株式会社レンタルのニッケン」の登録商標です。

ユンボの運転に免許は必要?

ユンボを運転する際には「操縦」と「走行」に対して、それぞれ免許が必要になるので注意しましょう。

ユンボの操縦に必要な免許

ユンボの操縦には、下記のように、重量に応じた免許が必要になりますが、それぞれ講習を受けることで資格が取得できます。

  • 3t未満:小型車両系建設機械の運転に係る特別講習
  • 3t以上:車両系建設機械運転技能講習

ユンボなどの建機メーカーが運営する教習所で受講し、講習を受講後に受ける終了テストで合格すれば資格が取れるので、必要な場合は地域で開催される講習会を調べて受講しましょう。

ユンボの走行に必要な免許

ユンボを操縦する資格があれば運転自体はできますが、ユンボを移動するために公道を走行することはできません。しかし、そもそもキャタピラタイプのものであれば公道を走行することはできず、移動はトラックなどの荷台に乗せることになります。ホイールタイプで自走できるユンボでは、公道を走行する際には重量と積載量に応じて下記の資格が必要になります。

  • 普通免許:車両総重量3.5t未満、最大積載量2.0t未満
  • 準中型免許:車両総重量7.5t未満、最大積載量4.5t未満
  • 中型免許:車両総重量11.0t未満、最大積載量6.5t未満
  • 大型免許:車両総重量11.0t以上、最大積載量6.5t以上

普通自動車の運転免許を取得している場合は小型のユンボであれば問題なく運転できますが、大型になると別の資格が必要になるので教習所に通わなければいけません。ユンボで公道を走る場合には、必要な大きさに応じて免許を取得するようにしましょう。

農業におけるユンボの使い道

農業においてユンボは様々な場面で活躍することが期待されています。ここからは、ユンボが農業でどのように使われるかを紹介します。

農地を耕すミニユンボ

使い道1:田んぼの水路補修

田んぼや畑での掘削作業は、農道や排水路、側溝の整備、排水路から泥を取り除くなど、予想以上に頻繁に行われます。これらの作業は重要ですが、専門会社に頼むと費用が気になり、手作業ではかなりの負担がかかります。ユンボの導入により、これらの掘削作業の負担を軽減できます。

水路の修復や法面の整地、杭を打つなど、業者に頼むほどではないが、手作業では難しい作業にも、ぜひミニユンボを活用してみましょう。土手や壁に近い場所に溝を掘る必要がある場合には、ブームスイングを使用したオフセット作業が便利です。これらのオプションも是非ご検討ください。

使い道2:畑の土づくり

農業においては、土を掘ったり肥料を混ぜたり、既にある土を掘り起こしたり、苗や木を植えるのに穴を掘ったりすることがありますが、そういった場面ではユンボが活躍します。本体アームに取り付けたショベルで大量の土を一気に掘り起こし、人の手ではできないほど効率よく作業を行えます。人手不足で悩む農家や、人件費を削減し農家の売り上げ向上を目指す方は、ユンボの使用を検討しましょう。

使い道3:荷物の積み込み

ユンボの使い方には、荷物の積み込みもあります。アーム先端にショベルを付ければ、細かな砂利や砂など救いきれない細かさで大量の荷物を運ぶことができます。農業においては、土の入れ替えなどで大量の砂や土をトラックで運搬することがあります。トラックに荷を積む際にユンボを使うことで効率よく作業を勧められます。

使い道4:果樹の植え付けや倒木起こし

ユンボは、果樹の植え穴掘り、植え替え、倒木の撤去、石の取り除きなどの作業に適しています。コンパクトなサイズのユンボは、果樹の間を移動し、枝の下をくぐるなど、狭いスペースでも使いやすい特長があります。

植え替えだけでなく、木材の運搬や穴掘りなどの作業にも、コンパクトな機体は役立ちます。ユンボを上手に利用することで、重い物の運搬負担を減少させ、作業の安全性を向上させることができます。特に狭い果樹園での作業に適しており、スライド式の拡幅機構を備えている場合、足回りを調整して狭いスペースに入り、安定して作業できます。

畑を耕すミニユンボ

ユンボの選び方

ユンボは個人などで使う場合には小型のミニユンボものを使うことがほとんどですが、小型の中でも様々なことを意識して選ぶ必要があります。ここからは、これからユンボの導入や重機の更新を検討されている方に向けて、ユンボの選び方について紹介します。

選び方1:サイズ

ユンボを選ぶ際には、以下に挙げられるサイズに注意しましょう。

  • 高さ
  • 長さ
  • 掘削半径
  • 掘削深さ
  • バケット容積
  • 後端旋回半径
  • 重量

小型ユンボをトラックの荷台に載せて運搬する場合、トラックの最大積載量を超えて公道を走行すると違法行為になってしまうため、重量は特に重要な情報になります。重量と幅や長さの情報を元に、軽トラに載せて移動できるかを気にする人が多いようです。また、バケット容積は、一度に掘削できる容量を表しており、作業効率を左右します。ただし、作業エリアに対して大きすぎると細かな作業ができなかったり、狭くて身動きが取れなくなったりするので、十分に注意してサイズを決めましょう。

小型ユンボ

選び方2:メーカー

ユンボは農業だけでなく建設機械としても使われるため、農機具メーカー以外に様々なメーカーが製造・販売しています。メーカーの特徴を抑えることで、必要なユンボのメーカーを検討できるので、ここではユンボのメーカーごとの特徴について解説します。

メーカー1:小松製作所

「小松製作所(コマツ)」は、油圧ショベルの通称である「パワーショベル」を生み出した企業です。このパワーショベルは、もともと小松製作所の商品名でしたが、現在では日本において油圧ショベルのトップシェアを誇っています。小松製作所は以前からトラクターやブルドーザーの国産化に成功し、その信頼性と操作性の高さが評価されています。そのため、建設機械の操作経験が少ない農家の方にも扱いやすいとされています。

メーカー2:キャタピラー

世界最大手の重機メーカーである「キャタピラー」は、日本の油圧ショベル市場でも大きなシェアを持つ競合企業です。キャタピラーの特徴は、パワフルな性能で、そのタフさから安心を感じる人も多いでしょう。また、バックホーも幅広いラインナップを持っており、機械質量500〜5,400kgと多彩なモデルが揃っています。

メーカー3:クボタ

「クボタ」は、建設機械市場で高いシェアを持つ一方で、農機具メーカーとしても知られています。そして、バックホーの市場でも大きなシェアを誇っています。クボタのバックホーは、小規模な都市型工事に適しており、操作性の高さや静音設計が魅力です。さらに、環境配慮型のモデルも提供されており、選択肢が豊富です。

メーカー4:日立建機

「日立建機」は、かつては日立製作所の一部でしたが、現在は独立した企業として大型と小型の油圧ショベルを主力製品としています。国内市場ではコマツと肩を並べるシェアを持っており、超大型の油圧ショベルから林業、畜産、農業、除雪などさまざまな用途に合わせた仕様が提供されています。バックホーの機械質量は890〜5,500kgとやや大きめですが、農業などでの使用には適しています。 

メーカー5:コベルコ建機

「コベルコ建機」は、神戸製鋼グループに属する建設機械メーカーで、高い技術力を誇ります。このメーカーは世界初のハイブリッドショベルを開発したことでも有名で、「低燃費のコベルコ」として知られています。また、小型のミニショベルも豊富で、排ガス性能が高いモデルも提供されています。機械質量は550〜5,320kgまで幅広く、実用性と耐久性に優れたバックホーを生み出しています。

メーカー6:ヤンマー

「ヤンマー」は知名度が高く、キャラクターを起用したCMで親しまれているメーカーです。農機具の品質が高く、故障が少ないことで評価されています。ただし、大型の油圧ショベルは限られており、小型のバックホーが主力となっています。それでも、農業関係者にとってはヤンマーの製品を検討する価値があるでしょう。

選び方3:(中古の場合)車両状態

中古でユンボを購入する場合は、新車で購入する場合に比べて安く入手することができるので、投資に余裕がない場合には状態の良い中古ユンボを購入することは賢明な選択肢と言えます。ただし、中古で購入する場合には車両状態をよくチェックし、想定している期間使えるか確認しましょう。また、ユンボやバックホーは買取り業者や中古販売業者も多く、相場をチェックすることも大切です。数値として確認できることとしては「アワーメータ」がありますが、それ以外にも、メンテナンス状態を目視でよく確認しましょう。メンテナンス状態はユンボやバックホーの中古販売や買取り価格に大きな影響を与えます。主なチェック項目は下記の通りです。

  • エンジンオイル・作動油の量や色が適切か
  • ラジエータの量が適切か
  • エアフィルタが汚れていないか
  • 油圧シリンダからの油漏れがないか
  • 油圧ホースに劣化や亀裂などがないか
  • 締結部にグリスが残っているか
  • 排煙の色・排気音に異常がないか

これらの項目は日常点検の中でも気にすべきものですが、中古のユンボでもこれらの項目がきちんとチェックされていて状態が良いものであるか確認することが重要です。

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農業で役立つユンボのアタッチメント

ユンボには様々なアタッチメントを取り付けることができ、アタッチメントによってできる作業が異なります。適切なアタッチメントを活用することで、農業の作業効率向上に貢献できるので、どんなアタッチメントがあるかを知っておくことは重要です。ここでは、農業でよく使われるアタッチメントについて紹介します。

ベールグリッパ

ベールグリッパは、畜産業や農業で使用され、稲刈りや牧草の運搬積み込みに適しています。特に、軟弱な土壌や高低差のある環境では、ユンボに取り付けたベールグリッパが有用です。作業効率向上のために運搬車を牽引することも可能です。

草刈りアタッチメント

草刈りアタッチメントは、田畑の草刈りや大規模な土地の除草に使用され、農家に高い需要があります。ハンマーナイフモア型、ディスクモア型、ロータリーモア型など種類があり、ユンボの自由度の高い動きで斜面や法面、あぜ道などの除草が可能です。

レーキ

レーキは、草刈り後の雑草、雑木、枯れ草を集めるのに使われます。さまざまな種類があり、草山の掴み上げや土のほぐし、石や遺物の取り除きなどに対応しています。芋掘りにも利用できます。

グラップル

グラップルは、木材を掴み上げ、トラックに積み込むための爪状のアタッチメントです。主に林業で使用され、石材やコンクリート塊の運搬、スクラップ処理、木材処理、家屋の解体、災害現場での撤去作業にも利用されています。農業においては、台風などの災害時の復旧の際に大物の倒木などを撤去する際に役立ちます。

まとめ

ユンボは農業や土木作業、建設現場で幅広く活用されています。この記事では、ユンボに関する基本情報から、ユンボの運転に必要な免許について詳しく解説しました。メーカーの特徴、中古車の選び方についても詳しく説明しました。さらに、農業におけるユンボの使い道やアタッチメントについても紹介しました。ユンボを検討中の方は、是非この記事を参考にしてユンボを選んでください。

農地で活躍するユンボ

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この記事を書いた人
鈴木 祐一
鈴木 祐一

元々はIT企業で働いていたが、Uターンで地元に戻り、家族の農業を手伝い始める。その後、中古農機具のオンライン販売サイトを開設。プログラミングスキルを生かし、ウェブサイトのシステムを担当している。

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