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中古農機具買取コラム

ホンダの小型除雪機と中古除雪車~家庭用モデルの魅力と活用法

公開日
更新日

ホンダ除雪機といえば、「赤い除雪機」をイメージする方が多いのではないでしょうか。家庭用では人気No.1のホンダ除雪機ですが、人気の理由はブランド力だけではなく、信頼できる確かな技術と性能があるからなのです。

今回は、人気No.1のホンダ除雪機について、ラインナップ一覧をはじめ、独自の技術、各機種の特長や使い方など、人気の理由をわかりやすく紹介していきます。

もちろん、農家の方のお役立ち情報もしっかり載せていますので、ぜひご覧ください。

ラインナップ一覧

型式 種別 価格
税込
除雪幅
cm
エンジン
排気量cm3
特徴
SB800e(J)
ユキオスe!
ブレード除雪機 ¥327,800 80 電動式
SB800(JVT)
ユキオス
ブレード除雪機 ¥250,800 80 49.4 エンジン式
HSS655c(JE1) 小型除雪機 ¥250,800 55 163 最軽量
HSS655c(J1) 小型除雪機 ¥297,000 55 163 電動始動
HSS760n(J) 小型除雪機 ¥407,000 61 196 電動シューター
電動始動
HSS970n(J) 小型除雪機 ¥495,000 71 270 電動シューター
電動始動
HSS760n(JX) 小型除雪機 ¥492,800 61 196 電動シューター
電動始動
クロスオーガ
HSS970n(JX) 小型除雪機 ¥561,000 71 270 電動シューター
電動始動
クロスオーガ
HSS1170n(JX) 小型除雪機 ¥602,800 71 389 電動シューター
電動始動
クロスオーガ
HSS1170i(J) 小型ハイブリッド除雪機 ¥635,800 71 389 電動旋回機構
電動シューター
電動始動
HSM1380i(JN) 中型ハイブリッド除雪機 ¥789,800 80 389 電動旋回機構
電動シューター
電動始動
除雪作業2モード
HSM1390i(JN) 中型ハイブリッド除雪機 ¥880,000 92 389 電動旋回機構
電動シューター
電動始動
除雪作業3モード
HSM1380i(JR) 中型ハイブリッド除雪機 ¥899,800 80 389 電動旋回機構
電動シューター
電動始動
除雪作業2モード
HSM1390i(JR) 中型ハイブリッド除雪機 ¥1,001,000 92 389 電動旋回機構
電動シューター
電動始動
除雪作業3モード
HSM1590i(JRG) 中型ハイブリッド除雪機 ¥1,155,000 92 438 電動旋回機構
電動シューター
電動始動
除雪作業3モード
スマートオーガ
HSL2511(JR) 大型除雪機 ¥1,771,000 110 688 電動旋回機構
電動シューター
電動始動
除雪作業2モード
HSL2511(JRG) 大型ハイブリッド除雪機 ¥1,903,000 110 688 電動旋回機構
電動シューター
電動始動
除雪作業2モード
スマートオーガ
除雪機を操作中

ホンダ除雪機 ラインナップ各機種の特長を解説

ブレードタイプやハイブリッドなど、各機種それぞれの特長がありますので、グループごとに分けて、簡潔に紹介していきます。

ブレード除雪機

近年見かけることが多くなったブレードタイプの除雪機は、雪を押して除雪するタイプになります。

対応する雪質は新雪または溶けかけの雪になり、屋根からの落雪や踏み固められた雪は苦手です。

対応する積雪量は、ブレードの高さが33cmなので、25cm程度が得意な積雪量となります。

駐車場だとおよそ16台分、およそ250㎡の広さも、約1時間で除雪ができてしまいます。

SB800e(J)ユキオスe(電動式)

動力が電動モーターなので、騒音が少なく住宅街でも近隣の迷惑にならずに除雪することができます。

しかも、高出力モーターを採用しているため、力強い除雪が可能です。

バッテリーの充電は家庭用コンセントを使用するので、だれでも簡単に充電することができます。

SB800(JVT)ユキオス(エンジン式)

ブレードの角度調節が可能で、左右に30度ずつ可動します。これにより家の周囲などの除雪も簡単におこなえます。

ガソリン1ℓ(満タン)で約3時間の作業が可能となっています。

小型除雪機

ラインナップは8台あり、もっとも多くのグレードを揃えています。

積雪量が40〜50cmくらいのやわらかい雪の除雪が得意なモデルです。

HSS655c(JE1)・HSS655c(J1)

ホンダのロータリー除雪機ではもっともコンパクトで操作も簡単。

2台の違いは、J1にはエンジン始動が簡単なセルスターターと、早朝などに便利な作業灯が付いていることです。

HSS760n(J)・HSS970n(J)

HSTという走行用の油圧モーターが搭載されているので、負荷がかかってもエンジン出力は一定に保たれるので、力強い除雪が可能となっています。そのため重く締まった雪でも除雪が可能です。

HSS760n(JX)・HSS970n(JX)・HSS1170n(JX)

この3台は、屋根からの落雪などの硬い雪でも除雪が可能なクロスオーガを搭載しているため、小型機でありながら優れた除雪性能を発揮します。クロスオーガについてはこのあと詳しく解説します。

HSS1170i(J)

小型除雪機の中で唯一のハイブリッド除雪機。

除雪はエンジンを動力としているのでパワフルな作業が可能です。また、走行は左右独立したモーターを自動制御しているので、作業中、走行レバーでの速度調整は必要ありません。

中型除雪機

中型除雪機はすべてのモデルで「除雪はエンジン・走行はモーター」のハイブリッドを採用しています。そのため、作業負荷による速度調整や、雪山を登るときのスリップ低減など、充実の装備と簡単操作で抜群の除雪力を発揮します。

広範囲の除雪や、高く積もった雪の段切りも可能なモデルです。

HSM1380i(JN)・HSM1390i(JN)

走行レバーを後進にすると自動でオーガが上がり、前進に入れるとオーガが下がるオートリフト機能により、移動から作業への移行がスムーズです。

HSM1380i(JR)・HSM1390i(JR)

車体が傾いても自動でオーガの水平を保つオーガローリング機構を採用することで、深い雪の上で機体が傾いた場合でもオーガの水平は維持されます。これにより、段切り除雪などがスムーズにおこなえます。

HSM1590i(JRG)

ハイブリッドにスマートオーガも搭載しているので、重い雪の除雪や雪山の切り崩しまで、あらゆる場面でパワフルな除雪力を発揮します。

スマートオーガとは、除雪のあらゆるシーンで求められるオーガの調整を、的確に自動制御し綺麗な除雪面に仕上げるホンダ独自のオーガ制御システムです。

2-4 大型除雪機

ホンダ除雪機のラインナップで最大クラス。

エンジンの燃料噴射システムに、キャブレターではなくFI(フューエルインジェクション)を採用することで、寒冷時でもスムーズに始動でき、さらに燃費性能も15%アップしております。

HSL2511(JR)

大排気量のVツインエンジンは、軽自動車のエンジンよりも大きい排気量を誇ります。

投雪モードは2段階の切り替えが可能となっており、エンジン回転とブロア周速を上げることで、雪をさらに遠くへ飛ばすことができます。

広い範囲や高く積もった雪などにも、圧倒的なパワーと取り回しの良さで余裕の除雪力を発揮します。

HSL2511(JRG)

スマートオーガの機能であるリアルタイムアシストは、作業中のオーガ操作をしなくても綺麗な除雪を自動で行ってくれます。

また、ボタン一つで水平位置に戻る水平リセット、標準位置に戻るオーガリセットも作業効率を上げるための便利な機能です。

VツインのFIエンジンとスマートオーガを搭載したハイブリッドモデルは、力強さと扱いやすさの両方を兼ね備えており、まさにホンダの発想力と技術のすべてが集約された1台です。

ホンダ除雪機 クロスオーガのメリット・デメリット

クロスオーガとは、ホンダが世界ではじめて採用した新機構で、一本のオーガ軸の内側は正回転、外側は逆回転にする機構です。

では、どのような効果を発揮するのかメリット・デメリットを紹介します。

クロスオーガのメリット

クロスオーガの最大のメリットは、除雪機の浮き上がりを抑え、屋根からの落雪などの硬い雪などにも食い込むので、優れた除雪性能を発揮することです。

小型除雪機は機体重量が軽いので、通常の正回転オーガでは硬い雪に食い込めず乗り上げてしまいます。

しかしクロスオーガでは、オーガの両端を逆回転させることで乗り上げを抑え、硬い雪でもしっかり食い込み除雪することができます。

そのため、除雪機を押さえ込む必要がないので作業者の負担軽減にも繫がります。

クロスオーガのデメリット

デメリットを唯一上げるとするならば、価格が上がることです。

クロスオーガは小型除雪機の付加装置として、とても便利な機構になりますが、クロスオーガを搭載しない機種と比べると、どうしても価格が上がってしまいます。

ただ、世界初の技術ということと、実用性を考えても十分納得のできる機構といえるのでしょう。

4. ホンダ除雪機 ハイブリッドのメリット・デメリット

「除雪はエンジン、走行はモーター」というキャッチフレーズのハイブリッドシステムですが、エンジンとモーターに分けてどのような効果があるのか、メリット・デメリットをわかりやすく解説します。

ハイブリッドのメリット

  • 負荷の大きい除雪はエンジンでおこない、走行は左右2つのモーターを制御することで、エンジンにかかる負荷を分散し、効率よくスピーディーな除雪作業を実現します。
  • 作業負荷に応じて走行速度を自動で調整するため、移動から除雪に移行する際に、走行レバーを調整しなくても自動で最適な速度に変化します。そのため、効率よく作業を進めることができます。
  • 左右の走行モーターをそれぞれ制御することで、きめ細かくスムーズな旋回が可能となります。

ハイブリッドのデメリット

システム的なデメリットはないのですが、こちらもひとつあげるとするならば、

エンジンも電子制御でおこなうため、コンピューターに故障が発生すると、すべてが動かなくなってしまいます。修理にはコンピューター交換が必要なのですが、費用が高額になってしまうことがデメリットといえるでしょう。

ホンダ除雪機のメンテナンス 費用や方法を解説

メンテナンスは除雪機の故障を予防し、長く使うためにも定期的におこなうことが大切です。

ここでは、業者に依頼したときのメンテナンスの費用や、自分で行う基本的なメンテナンスなどについて解説いたします。

除雪機のメンテナンス費用

メンテナンス費用は工賃・部品費・諸費用・消費税の合計で計算されます。

工賃は業者によってさまざまですが、時間単価で6000〜8000円程度が平均でしょう。

たとえば、エンジンオイル交換であれば、30分程度の作業ですので

  • 工賃・・・4000円
  • オイル代(1ℓ)・・・1500円
  • フィルター代・・・700円
  • 諸費用・・・600円
  • 消費税・・・680円
  • 合計・・・7480円

となります。

修理内容によって、工賃や部品費がかわりますので、事前にしっかり確認しなければなりません。

修理業者は事前におおよその金額がわかりますので、見積り金額を言わない業者などは、あとからのトラブルを避けるために選ばない方が良いでしょう。

ホンダ除雪機の基本的な点検方法

作業前には、安全装置が正常に作動するか、作業灯が点灯するか、雪かき棒が装備されているかなどを点検します。とくに、走行クラッチレバーがきちんと作動することは必ず確認してください。

つぎに除雪装置の点検ですが、必ずエンジンを止めた状態でおこなってください。そのうえで、オーガやブロワ、シューターにゴミや異物が絡まっていないか確認し、異物などがあればできる限り取り除きましょう。

点検中に油漏れを確認したときは、修理業者に状態を確認してもらい、修理のタイミングを相談すると良いでしょう。

シーズン序盤に油漏れを発見したのであれば、早急に修理をした方が良いですが、シーズン終盤であれば、シーズン終了後に修理しても問題ない場合もありますので、さまざま考慮して修理時期を相談することをオススメします。

ホンダ除雪機のエンジンオイル交換方法

定期的なエンジンオイルの交換も除雪機を長く使うためには欠かせないメンテナンスのひとつです。

交換時期は100時間ごととなっておりますが、1シーズンの稼働が100時間に満たない場合は、2年に一度くらいの頻度で交換していれば問題ありません。

エンジンオイルの交換方法はドレンプラグからオイルを抜き、給油口からオイルを入れるだけです。

給油口にキャップゲージが付いている場合は、キャップゲージをねじ込まないで油量を確認します。ゲージの上限に油量が合えば適量です。過不足がないように注意しましょう。

大型機にはオイルフィルターが付いており、交換時期は200時間ごととなっています。フィルターはホンダ除雪機の販売店または農機具販売店などで購入が可能です。

ホンダ除雪機の中古はどうなの?

除雪機の中古市場にもホンダ除雪機は数多く出品されているのですが、なんといっても中古の魅力は価格の安さになります。しかしなにかと心配なことが付いて回るのも事実です。

そんな不安を少しでも解消できるように、いくつかポイントをご紹介しますので、中古の除雪機選びの参考にしてみてください。

ホンダ除雪機の中古価格相場

除雪機メーカーの中で人気No.1のホンダですが、その人気は中古市場でもかわらず、影響は価格に出ているといえるでしょう。

なぜなら、ホンダ除雪機は他メーカーの同等機種と比べると、およそ10%程度高い設定になっていることが多いからです。

人気の理由は信頼性にあるのですが、中古除雪機といえどもエンジンの状態や取扱いの良さなどは、他社と比べると秀でるものがあります。そのため、中古価格にも影響が出てしまうのでしょう。

ホンダ除雪機は何年使える?

通常、除雪機の耐用年数は10年といわれますが、農家が使うような大型機に関してはこの限りではないようです。

大型除雪機は、排気量の大きいエンジンを搭載するために、フレームなどの強度も高めなければなりません。また、除雪装置も同様に、オーガやブロワが大型になるので、それを支えるフレームも強固にしなければなりません。

その結果、除雪機全体の強度が高くなり耐用年数も長くなるのです。

そのため、メンテナンスもしっかりおこなっていれば15年程度は十分に稼働できるでしょう。

ホンダ除雪機を長持ちさせる方法

冬にしか使わない除雪機ですので、少しでも長く使いたいと思うことは当然です。では、どうすれば長持ちさせることができるのかというと、そのポイントは夏の保管方法にあるのです。

ここでは、除雪機を長持ちさせるための夏の保管方法を簡潔に紹介します。

  • 使用後にきちんと清掃します。できれば洗車機で泥汚れなどもしっかり落とし綺麗にできると良いでしょう。
  • 洗車後しっかり乾燥させ、グリスアップが必要な箇所にはきちんとグリスアップをします。そうすることで、可動部のさび付きや固着を防ぎます。
  • 燃料タンクとキャブレターからガソリンを抜きます。空の状態にすることで、ガソリンの劣化によるタンクの汚れやキャブレターの詰まりを防ぎます。
  • バッテリーのマイナス端子を外します。これだけでバッテリー上がりを防ぐことができます。

以上の4点をしっかり行うことで、つぎのシーズン初めで起こりうるトラブルを防ぐと同時に、除雪機の劣化を抑えることができるので、耐用年数を伸ばすことにもつながります。

まとめ

除雪機市場で人気No.1のホンダ除雪機は、ラインナップを見ても一目瞭然なくらい家庭用がメインではありますが、農家の方に選ばれる大型除雪機には、ホンダが培ってきた経験や最新の技術などが詰め込まれています。そのため、農家の方でも納得のいく働きをすることは間違いないでしょう。

エンジンの排気量だけで比べると、他社にはもっと大きい排気量の除雪機もありますが、ハイブリッドの大型除雪機でこれだけの機能が付いているホンダ除雪機は、もはや選択肢から外せない存在になっているのではないでしょうか。

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この記事を書いた人
田中 和男
田中 和男

卒業後、地元のJAに就職し30年以上農機センターで勤務。 定年退職後、自ら中古農機事業を立ち上げて地元を中心に販売・買取やレンタルを行う。 農業機械1級整備士の資格あり。 自らも兼業農家として実家の農業を50年近くやっています。

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