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中古農機具買取コラム

【2023年】代掻きハローの価格・相場と、人気メーカー3選及びおすすめ型式

農機具人気メーカー3選・ハロー
公開日
更新日
目次
  1. はじめに
  2. ハローの使用目的と効果
  3. ハローの種類
  4. 代掻きハローおすすめメーカー3選
    1. ニプロ
    2. コバシ
    3. ササキ
  5. ハローを扱う上での注意点
  6. メンテナンスについて
  7. 購入の際のポイント
  8. ニプロ、コバシ、ササキで販売されているハローの価格と中古相場
  9. ハローを高く買取するには
  10. まとめ

1. はじめに

ハローは主に水田の代掻きで広く使用される重要な農業機械です。この記事では、ハローの特徴や日本国内のおすすめメーカー3選と機能・メンテナンス・購入する際のポイントなどについて紹介します。

2. ハローの使用目的と効果

ハローは、回転刃・土を下に押し込むように回転する円盤を用いて土を耕す仕組みになっており、以下のような効果があります。

土地を平滑化する
ハローは、土地の表面にできた凸凹や小石を除去することで、土地を平滑化します。このことにより、稲作においては水田に水を張る際に、水の面を均一に保つことができ、また耕作においては畦をつくるのに適した土地状態に整えることができます。
土壌を酸素化する
ハローで土壌をかき混ぜることによって、酸素を行きわたらせることができます。
微生物の活動を促進する
ハローで土壌をかき混ぜることによって、土壌中の微生物が、有機物の分解を行いやすくなります。
作物の根の成長を促進する
土壌の酸素化や微生物の活動が促進されることから、作物の根の成長を促進することができます。また、土壌を平滑化することで、根の成長に障害が生じることを防止することができます。

3. ハローの種類

次にハローの種類です。ハローには主に2つの種類があります。

ウィングハローについて

ウイングハローは、折り畳みハローとも言います。主に耕うん作業に使用される農業機械で、その名の通り「翼」のような形状をした刃が左右に2本付いています。ここでは、ウイングハローの使い方について説明します。

  • 作業前の準備
    まず、をトラクターに取り付けます。ウイングハローは、3点式連結などのヒッチでトラクターに取り付けることができます。また、使用前には耕うん深さや刃の角度を調整する必要があります。
  • 代掻き作業の実施
    トラクターを動かしながら、ウイングハローを地面に沈めて耕うんを行います。ウイングハローの翼刃は、左右に分かれているので、左右に動かしながら地面を耕すことができます。また、翼刃の角度を調整することで、地面を深く耕したり浅く耕したりすることができます。ウイングハローには電動式と手動式があります。電動はトラクターに乗ったままリモコンで操作できます。

    ハローのリモコン
  • 作業後の整備
    耕うん作業が終わったら、ウイングハローをトラクターから取り外します。また、刃や部品に付着した土や草をしっかりと落としてから、洗浄や整備を行います。
一本物ハロー
一本物ハローは、翼がなく、1本の鋤で耕うんする構造を持ったハローです。ウィングハローに比べてシンプルな構造になっており、翼がないため、重心が安定しており、操作性が良くなります。また、故障が少なく、修理も容易なため、メンテナンスの手間も少なくなります。ただし、幅が長くなってしまうので道路を走行できない場合もあります。
ニプロのハロー

4. 国内を代表するハローのおすすめメーカー3選

ハローで日本を代表する農業機械メーカーといえばニプロとコバシ、ササキです。以下に、それぞれのメーカーが提供する代表的なハローの商品を紹介します。

ニプロ

ニプロ株式会社は、日本の農機具メーカーです。主にトラクター用アタッチメントなどの農業機械を製造・販売しています。トラクターに取り付けるロータリーや、ハローではトップランナーです。また、近年では、産業機械や建設機械の製造も手がけています。

ニプロのハロー
ニプロのハローでオススメの型式
  • ニプロWCZ00シリーズ
    ニプロWCZ00シリーズのウィングハローは、小型トラクターにも取り付けられるため、個人農家や農業初心者の方にとっては非常に使いやすい機械です。特に、ソイルスラーダーとラバーグレーダーの機能により、圃場を均等に整えることができます。また、大型のスプリングレーキを採用しているため、稲ワラや雑物を地中に埋め込むことができ、後処理が楽になります。さらに、軽量設計でありながら、折りたたみウィングハローでありながら同馬力クラスの1本ものドライブハローとほぼ同等の質量になっているため、トラクターにバランス良く装着できます。また、格納幅が170cm以下であるため、公道走行時に大型特殊免許を取得する必要がないという点も利便性が高いと言えます。
  • ニプロHS30シリーズ
    ニプロHS30シリーズの特長について、大型スプリングレーキやラバーグレーダーなど、基本性能にこだわった機能が充実しています。特に大型スプリングレーキの標準装備は、夾雑物を埋め込んで作業速度を上げることができるだけでなく、高い耐久性と耕うん能力を備えていることが魅力的です。また、L814爪による砕土・埋め込み性能に定評がある点も注目すべきです。爪の先端部分が3D曲線になっていることで、土の後方への吐き出しを抑え、砕土性能を向上させています。さらに、大型側板の採用により、ハロー両サイドへの土の逃げを防止し、隣接がきれいに仕上がる点もポイントです。

コバシ

株式会社コバシは、日本の農業機械メーカーであり、主にトラクター用アタッチメントや草刈り機、除雪機、斜面刈り機などの製造・販売を行っています。

コバシは、1953年に創業され、以来、高品質な製品を提供することをモットーに、農業機械の開発・製造に力を注いでいます。

コバシのハローでおすすめ型式

代表的なハローにサイバーハローがあります。

ニプロのハローでおすすめの型式
  • コバシPXシリーズ
    コバシPXシリーズの特長については、延長レベラによる隣接部の土や泥水の引き寄せや、特殊爪配列爪による耐久性の向上、大型スプリングレーキによる綺麗な仕上げなど、実用的な機能が豊富に備わっています。特に、先端の刃付けを廃止することで爪の摩耗量を低減し、耐久性が従来の1.2倍になっている点は、長期的な使用を考えると経済的な利点があると言えます。また、荒代ろ時にエプロンの加圧を入れることで砕土性が向上し、作業効率を高めることができる点や、サイバーハンドによるタイヤ跡の消去など、細かな作業にも対応できる点も魅力的です。
  • コバシTXシリーズ
    コバシTXシリーズの特長については、エプロン加圧機構により、荒代時に代かき回数を減らし、荒代一回目から綺麗な仕上がりを実現できるため、作業時間を最大で1/2にできます。また、加圧で砕土性能をアップし、ワラなどの残渣物を土中にすき込むことができるため、耕作後の土地を綺麗に整えることができます。さらに、均平化システムにより、前傾にしたサイバーハンドにより、土を流し後方に新たな水の流れを作り土や泥を吸い込み、土を均平化することができます。そして、トラクターのタイヤ位置に合わせ土寄せ爪を装備することで、タイヤの踏圧により押し出された土をタイヤ跡に戻すことができ、均一な土地を作ることができます。以上のように、率的かつ精度の高い耕作を可能にしています。

ササキ

「ササキ」とは、日本の農業機械メーカーで、代掻き用のハローを製造・販売しています。ササキのハローには、以下のような特徴があります。

超耕速MAXハローの愛称で知られています。
高速代掻きマックス MAX328、MAX348

5. ハローを扱う上での注意点

次にハローを扱う上での注意点ですが、以下のことに気をつけると円滑に作業が進みます。

  • ハローの高さや角度
    ハローの高さや角度を適切に調整して、田面が均一になるように注意しましょう。田面が均一になるようにすることは、水稲の生育や収量を向上させるために必要です。 田面が均一でないと、水管理や除草などの作業が困難になります。
  • ハローの回転速度や走行速度
    土の状態や水量に応じて、回転速度や走行速度を適切に設定することが重要です。基本的に、ハローは高速で回すと土が細かくなり、低速で回すと土が粗くなります。 土が細かいほうが水管理や除草がしやすくなりますが、根詰まりや酸素不足のリスクも高まります。 土の状態や品種に合わせて最適な回転速度を選びましょう。
    走行速度についても同様です。走行速度が遅いほど土が細かくなり、早いほど土が粗くなります。走行速度を遅くするとタイヤ跡も埋めやすくなりますが、作業時間も長くなります。 時間や効率に合わせて最適な走行速度を選びましょう。
ハローの取付ヒッチ

6. ハローのメンテナンスについて

ハローは水田に使用されるため、定期的なメンテナンスが必要です。刃・爪・円盤は使用中に磨耗してしまいます。特に汚れた円盤は土に食い込まず、土の砕き具合が悪くなり、表面をならすだけになります。使用後にはハローをブラシや水でしっかり洗浄することが大切です。さらには錆び防止のために塗装するとよいでしょう。

ウイングハローのメンテナンスには、以下のような項目が含まれます。

  1. 洗浄と点検 ウイングハローは、使用後に十分に洗浄し、異物がついていないか、パーツの緩みや変形がないかを点検します。
  2. 刃の交換 ウイングハローの刃は、定期的に交換する必要があります。使用状況に応じて、交換時期を決定し、新しい刃に交換します。
  3. 潤滑油の交換 ウイングハローは、ギアやベアリング、シャフトなどの部品があります。これらの部品には、潤滑油が必要です。定期的に油を交換し、適切な量を補充します。
  4. 締め付けトルクの確認 ウイングハローには、ボルトやナットが多数使用されています。これらの部品を正確に締め付けることで、不具合を予防することができます。定期的に締め付けトルクを確認し、必要に応じて調整します。
  5. 保管方法 ウイングハローを保管する際は、屋外に置かず、屋内で保管することが望ましいです。また、長期間保管する場合は、部品を外して、洗浄・防錆処理を施した上で保管することが望ましいです。

これらのメンテナンス項目を実施することで、ウイングハローを長期間安全に使用することができます。また、メンテナンスを怠ることで、機械の故障や事故の原因になることもあるため、定期的なメンテナンスは非常に重要です。

ハローの刃

7. 購入の際のポイント

ハローを購入する際には、以下の点に注意することが大切です。

  • 目的に合った機種を選ぶ
    ハローには田んぼの面積や土質を考慮した多種多様な機種があります。自分の作業内容に合わせて、目的に合った機種を選ぶことが大切です。トラクターの馬力に対応したものを選びましょう。
  • 耐久性が高いものを選ぶ
    先に述べたように機械であるため、どうしても不具合が生じます。各メーカーの特長を理解し、耐久性があるものを選ぶことが必要です。長期的に使用できる製品であるかどうかを確認しましょう。
  • メンテナンスのしやすさ
    特に刃や爪・円盤のメンテナンスが必要になります。購入前に、メンテナンスのしやすさを確認することが大切です。さらには、オイル交換やベルト交換など、日常的に行うことが多い部分が簡単に交換できるかどうかをチェックしましょう。

8. ニプロ、コバシ、ササキで販売されているハローの価格と相場

ハローの代掻き機の価格帯は、一般的に30万円から80万円程度となっています。ただし、規模の大きな農家や、代掻きに特化した高性能な機種を求める場合は、それ以上の価格帯の製品もあります。また、中古のハローの価格は3万から50万程度となっています。買取り価格は10万前後で推移しています。大型トラクターに装着するタイプでは100万近くするものもあります。
また、ハローの製品は販売店や地域によって価格が異なる場合があるため、正確な価格については販売店にお問い合わせいただくことをおすすめします。

9. ハローの買取については、以下のような方法があります

  1. 中古農機具買取店に持ち込む 中古農機具買取店に直接持ち込んで、買取してもらう方法があります。ただし、買取価格は店舗によって異なることがありますので、複数の店舗に見積もりを依頼して比較することがおすすめです。
  2. オンライン買取サービスを利用する オンラインで買取サービスを行っている業者もあります。自宅から申し込みができるので、手軽に利用することができます。ただし、業者によって買取価格が異なることがありますので、複数の業者に見積もりを依頼して比較することがおすすめです。
  3. フリマアプリなどで売る フリマアプリやオークションサイトなどを利用して、自分で販売する方法もあります。ただし、販売手数料や送料を考慮する必要がありますので、実際に手元にお金が残る金額を確認してから出品することがおすすめです。

以上の方法を参考に、自分に合った買取方法を選んでみてください。ただし、ウイングハローは安全性が非常に重要な商品であり、傷や汚れがある場合は買取価格が低くなることがあります。そのため、商品を大切に扱い、できるだけ綺麗な状態で買取に出すことをおすすめします。

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10. まとめ

今回、ハローに関する役割や構造、メンテナンス方法、代表的なメーカーの一押しモデルの特長や購入の際のポイントについて解説してきました。農業に欠かせないハローを、正しく使用して長く活用し、収穫量の向上につなげていきましょう。

中古の農機具・農業機械の買取をお願いしたくても、相場が分からなくて不安な方は多いでしょう。
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この記事を書いた人
田中 和男
田中 和男

卒業後、地元のJAに就職し30年以上農機センターで勤務。 定年退職後、自ら中古農機事業を立ち上げて地元を中心に販売・買取やレンタルを行う。 農業機械1級整備士の資格あり。 自らも兼業農家として実家の農業を50年近くやっています。

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