中古農機具買取コラム
【専門家に聞く】田植え機をキレイに洗浄する手順とポイント

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田植え機は、農業における重要な道具の一つです。しかし、多くの場合、これらの機械は年に数日しか使われず、それ以外の時間は、倉庫で保管されるか、あるいは野ざらしで眠っていることが多いです。
これは、機械が不適切な状態で保管される可能性があるため、いざ使うときに故障や不調の原因となることがあります。
故障や不調にならないようにするためには、適切なメンテナンスとしっかりとした洗浄が必要です。そこで、この記事では田植え機の洗浄方法について詳しく解説します。
目次
田植え機のメンテナンス方法

田植え機はメンテナンスをしっかりと施すことが重要です。ここでは、田植え機のメンテナンス方法を、作業別に解説します。
洗浄
まず、田植え機を洗浄する際には以下の部分を重点的に洗浄するようにしましょう。
- 植え付け部分の爪
- 機械の隅々
- 回転する軸
これらの部分は泥が詰まりやすく、その結果摩耗が激しくなる可能性があります。これらの部分を中心に、高圧洗浄機などで下から水を当てて泥をしっかりと落とすことが重要です。
その他にも、植え付け部やスライド部分も丁寧に洗うべき箇所となります。植え付け部の洗浄の際には、エンジンをかけて植え付け部を動かしながら洗浄することがポイントです。動かしながらおこなうことで、隅々まで行き届きます。
乾燥
その後、機械全体をしっかりと乾かすことが非常に重要です。これは、水分が残ると錆びる原因となるからです。天気のいい日に外で各部を動かしながら1時間程度乾燥に時間をかけることが重要です。
しっかりと乾燥できているかどうかは、水滴が残っているかどうかを確認しましょう。水滴がなくなっていればしっかりと乾燥できている証拠です。
油やグリスの塗布
乾燥したら、次に油やグリスを塗布します。これにより、部品の摩耗を防ぎ、長期的なパフォーマンスを維持することができます。
田植え機を長持ちさせるためにも、特に乾燥とグリスアップは必ずおこなってください。
施肥機のメンテナンス方法
田植え機に施肥機を取り付けている場合、この部分も適切にメンテナンスすることが重要です。
使用後は、タンクを外して洗浄し、肥料が残らないようにする必要があります。肥料が残っていると、それが硬化し、散布機の動きを妨げることになるからです。
しっかりと、お手入れをしていれば故障やトラブルは減らすことができます。
■それでもトラブルが起きてしまった際はこちらをご覧ください。
田植え機のトラブル対処法~よくあるトラブルの原因や対策方法を徹底解説
田植え機の保管方法
洗浄とメンテナンスが終わったら、次は田植え機の保管方法について考えるべきです。ここで重要なのは、機械が直接風雨にさらされない場所に保管することです。
長期間の保管に際しては、錆や劣化を避けるために、機械をカバーすることも検討してくだ
さい。
まとめ
田植え機の適切なメンテナンスと洗浄は、その寿命を延ばすために必要不可欠な作業です。
手間がかかるかもしれませんが、これらの機械は我々農家の生活にとって非常に重要な役割を果たしています。
長期間にわたる農作業は、体力的にも精神的にも厳しいものです。だからこそ、我々が使う機械が常に最高の状態であることが、我々自身の生産性を保つために重要なのです
。この記事が、皆さんの田植え機のメンテナンスと洗浄についての理解を深める一助になれば幸いです。
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