中古農機具買取コラム
トラクターのトラブル(故障)の原因と対処法
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一年を通して使う事の多いトラクターですが、いざ使おうと思ったらトラクターのエンジンがかからなくて困ったことはありませんか?
せっかく予定を決めてトラクターの作業をしようと思ってもトラクターが動かないと、時間も費用ももったいないですよね。
そこでトラクターのよくあるトラブルの原因と対処法をご紹介します。エンジンがかからない原因として最も多いのはバッテリー上がりと燃料トラブルです。これらは自分でも修理可能な事が多いですが、メーカーなどに修理依頼が必要な大掛かりなトラブルまで様々です。
今回は急なトラクターの故障トラブルで慌てないために簡単な説明をしていきます。
- 目次
1. バッテリー上がり
トラクターのエンジンがかからない原因としては、バッテリー上がりが最も多くなっています。冬場や長期間使用していない場合は、特に注意が必要です。セルを回した時に、回転が弱くなっているようであればバッテリー上がりの可能性が高いですね。また、長期間使用しない場合は、バッテリーのマイナス端子を外しておくのは効果的です。バッテリーの横側に膨らみがでてきた場合は、そろそろ寿命かもしれませんので、交換もご検討ください。
2. 電気系統のトラブル
ヒューズ切れや各部の接触不良などの電気系統が原因で動かない場合があります。ヒューズが切れていると、電気系統が作動しなくなり、それが原因でエンジンもかからなくなります。ヒューズはご自身でも簡単に交換できますので、電気が流れてこないような場合はまずは交換してみてください。ただ、交換しても頻繁に切れるようなら、電気系統がショートしている可能性がありますのでご注意ください。
また、最近のトラクターは各部のレバーがニュートラルになっていないと、エンジンがかからない場合があります。走行部だけでなく、PTOレバー等、一旦すべてのレバーニュートラルにしてみてください。接触が悪い場合もあるのでガチャガチャと動かしていると始動する場合があります。
セーフティスイッチの接触不良
トラクターはクラッチを強く踏み込むとセーフティスイッチが作動しエンジンがかかるようになっています。踏み込みが甘かったり、接触不良がおこるとエンジンがかからなくなります。クラッチの調整をしたり、いつもより強く踏み込んでみるとかかる事がありますのでぜひ試してください。
3. 燃料トラブル
燃料切れになった場合は燃料ホースにエアが入ってしまい、トラクターのエンジンがかからなくなります。その場合はエア抜きという作業をするとかかる場合があります。最近のトラクターは自動エア抜きがついているので、あまりないかと思いますが、古いトラクターではよくトラブルになります。
また、長期間使用していなかった場合は、燃料そのものが劣化してしまい、エンジンがかからない可能性があります。その場合、1度燃料を全て抜き出して新しい燃料に交換してみてください。燃料ホースが破損したり、差込口がゆるんでいたりすると、燃料がうまく送れずトラクターのエンジンがかからない場合があります。目視にて燃料漏れや緩みが無いかを確認してください。ホースはご自身でも簡単に交換可能ですよ。
トラクターを少しでも高く買取りしてもらうために
トラクターは需要が多いため、壊れていたり、動かなくても高く売れるケースもあります。しかし、トラクター買取り業者としても、動くかどうか分からないようなトラクターの買取りより、安心して買取できるトラクターの方が査定額は高くなる傾向にあります。そのためには、日頃から以下のようなメンテナンスを心掛けて頂けると良いでしょう。
また、少しの差かもしれませんが、やはり買取りする側も人間です。汚いトラクターより綺麗な方が印象は良いですよね。洗浄機などで泥を落としたり、ほこりを取ったりして綺麗な状態にしておきましょう。
保管方法について
田んぼ等の屋外に出しっぱなしにするのではなく、できる限り倉庫などで室内保管してください。倉庫が無い場合ブルーシートをかけるなどしていただくと良いですね。錆や腐食、色褪せ等を防ぐことができ、劣化の度合いが大きく違ってきます。また、保管方法が悪いとネズミ等に配線をかじられたり、タイヤにひびが入ったりして傷んできます。トラクターの買取りはもちろん、農機具の買取りでは錆や色あせは大きく買取り価格に影響を及ぼします。保管には十分に気をつけましょう。
バッテリー端子を外しておく
トラクターのバッテリーは繋いだままにしてあると、少しずつ自然放電されています。長時間使わない場合は、バッテリーのマイナス端子だけ外しておくとバッテリーが長持ちします。
エアクリーナーの掃除
エアクリーナーは中に入っているエレメントを外して定期的に掃除をしましょう。エアクリーナーが汚れていると、エンジンの馬力不足が起こりパフォーマンスが下がる可能性があります。
オイル交換とオイルフィルターの交換
エンジンオイルの量や汚れを検油棒のゲージを見て、オチェックする必要があります。規定量入っているか、変色していないか確認しましょう。
また、トラクターのオイル交換、エレメントやオイルフィルターは、目安時間を参考に忘れず交換してください。オイルには種類がありますので、粘度や品質などを間違えないように注意しましょう。
タイヤを長持ちさせる
トラクターのタイヤ空気圧は細目にチェックしましょう、空気は自然に必ず抜けていくものです。使っていなくても空気圧が減っていると劣化が早まる原因にもなります。タイヤにきちんと空気を入れておくと、ひび割れ等を防止でき、長持ちさせることができます。
トラクターのタイヤは想像以上に高額ですので、交換しなくてもいいように使用前や長期保管の前にはきちんと点検しましょう。特にトラクターを買取りしてもらう場合、タイヤの状態は査定に大きく影響します。
こちらも併せてご参考ください。
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